ハスラーのターボは壊れやすいってスズキのターボがこわれやすい?

ハスラーにはターボの設定があって、元気のいい走りを求める方はターボ車を選ばれるようです。

ただ、心配なのはハスラーのターボは壊れやすいという噂があることです。

ここでは、ハスラーのターボはどういうものなのかをまず紹介します。

そのうえで、ハスラーのターボは壊れやすいのか、スズキのターボが壊れやすいのかを説明していきます。

また、そんなハスラーのターボを壊れないようにするにはどうすればいいかについても触れておきましょう。

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ハスラーのターボはどういうもの?

まず、ハスラーのターボはどういうものかを紹介していきましょう。

  1. ターボチャージャーの仕組みは?
  2. ハスラーのターボはノーマルエンジンとどう違うの?

ターボチャージャーの仕組みは?

最初に、ターボチャージャーの仕組みはどんなものなのかです。

これは、ターボで有名なHKSのターボの概念図です。

引用元:https://www.hks-power.co.jp/basic_tuning/p3.html

仕組みはシンプルで、エンジンからの排気ガスのエネルギーで風車のようなタービンを回します

これと同一軸上に同じような構造のコンプレッサーがあって、これが回転することによって空気を圧縮し、より多くの空気を強制的にエンジンへ送り込むのです。

このことによって、より多くの燃料を燃やすことができ、結果としてエンジンのパワーが大きくアップするのです。

ハスラーのターボはノーマルエンジンとどう違うの?

では、ハスラーのターボはノーマルエンジンとどう違うのかです。

ハスラーのエンジンはノーマルエンジンもターボエンジンもR06A型という同じ型版です。

引用元:https://www.suzuki.co.jp/suzuki_digital_library/7_engine/4-r.html

同じ型版でも、エンジンの性能は全く違います。

区分 ノーマル ターボ
最高出力 49ps(36kW)/6500rpm 64PS(47kW)/ 6,000rpm
最大トルク 5.9kg・m(58N・m)/5000rpm 10.0kg・m(98N・m)/ 3,000rpm
WLTCモード燃費 25km/L

(23.4km/L)

22.6km/L

(20.8km/L )

馬力は自主規制もあるので3割増しですが、トルクは7割増しと大幅なパワーアップで、しかも3,000回転という常用域で最大トルクが出ています。

もちろん、これはたくさんのガソリンを燃焼しての結果なので燃費は悪化していますが、悪化の程度は1割前後ですからそう大きいものではありません。

ハスラーのターボなどスズキのターボは壊れやすいの?

次に、ハスラーのターボは壊れやすいのか、スズキのターボがこわれやすいのかです。

ここでは、なぜ、ターボは壊れやすいのか、特に軽自動車のターボは壊れやすいのかを説明したうえで、スズキの、つまりハスラーのターボはどうなのかを考えていきます。

  1. ターボはなぜ壊れやすいの?
  2. 軽自動車のターボは壊れやすいの?
  3. スズキのターボは壊れやすいの?

ターボはなぜ壊れやすいの?

まず、ターボはなぜ壊れやすいのかです。

これには2つの理由があります。

ターボチャージャーはとても高回転

一つ目の理由は、ターボチャージャーが高速回転しているということです。

エンジンの回転数はレッドゾーンまで回しても毎分6,000回転ちょっとですが、ターボチャージャーのタービンは毎秒10万~20万回転するのです。

タービンはエンジンの15倍~30倍という高速回転なので、一番壊れやすいパーツです。

特にタービンのシャフトの軸受け部分は大きな負荷がかかり熱を持つので、潤滑、冷却を担うオイルのコンディション次第ではさらに壊れやすくなるのです。

エンジンにも負荷がかかる

二つ目の理由は、エンジンにも負荷がかかることです。

ターボエンジンは、より多くの空気と燃料をエンジンのシリンダーに送り込みますから、ノーマルエンジンよりも爆発の衝撃は大きくなり、エンジンのいろんな部分にダメージを与えます。

もちろん、ターボチャージャーの搭載は設計に入っていますが、エンジンの耐久性にはマイナスに働きます。

軽自動車のターボは壊れやすいの?

次に、軽自動車のターボは壊れやすいのかです。

ターボチャージャーというのエンジンに負荷がかかっていない状態、つまり燃焼の圧力が低い状態では、過給圧がかかるほどの排出はタービンに流れてきません。

このため、負荷がかかっていない状態ではタービンは回らず、過給も行いません。

普通車のターボに比べると、軽自動車はエンジン自体のパワーが決定的に小さいので、アクセルを踏み込む局面、つまり過給圧がかかるときが多くなるのは必然です。

こうなるとタービンが回って過給がはじまるのですが、軽自動車の場合はこのようにタービンが回っている時間が圧倒的に長くなるのです。

回っている時間が長ければ長いほど寿命は縮みますから、軽自動車のターボは普通車に比べて壊れやすくなるのです。

スズキのターボは壊れやすいの?

最後に、ハスラーのターボ、つまり、スズキのターボは壊れやすいのかです。

スズキのターボエンジンは壊れやすいという話があったのは事実です。

それはK6A型エンジンの頃で、このエンジンは1994年から20年以上使われてきたのですが、オイル上がりなどいろんなトラブルがあったエンジンでもあります。

ターボエンジンもK6A型からR06A型に切り替わり、スペック上はパワーアップしたのですが、実際に走行するとパワー不足を感じるそうです。

それは、エンジンを保護するためなのでしょう、R06A型のターボエンジンでは過給が大きくかかるとスロットルを閉じ、過給圧もK6A型ほどかからない仕組みになっているようです。

過給圧がかからないということはエンジンの体感パワーでは不利ですが、タービンが回らないということで壊れにくさという面では有利に働きます。

ハスラーの場合は誕生が2014年で、すべてこのR06A型エンジンに切り替わっていますから、軽ターボとはいえ壊れにくいのではないでしょうか。

ハスラーのターボを壊れないようにするには?

では、ハスラーのターボを壊れないようにするにはどうすればいいかです。

  1. オイル交換は?
  2. 運転するときの注意は?

オイル交換は?

まず、ハスラーターボのオイル交換です。

最近の車のオイル交換周期は長くなっていて、以前は3千キロで交換をすすめられていたのが噓のようです。

ハスラーもノーマルエンジン車は15,000kmまたは1年となっていて、多少これを超えても深刻な事態になることはまずありません。

しかし、ターボ車は違います。

ターボ車のオイルはエンジン内の潤滑だけでなく、ターボチャージャーのタービンのシャフトの軸受けの潤滑・冷却も担っています

このため、オイルの劣化はタービンの寿命に有意に影響を与えますし、スラッジなんかが紛れ込んでいると大変なことになってしまいます。

こうしたことから、ハスラーのターボ車のオイル交換周期は5,000kmまたは6ヶ月となっており、これは守るのが賢明です。

オイル粘度は5W-30ですが、ターボという特性上、ノーマルエンジンの0W-16のような低粘度オイルを入れてはいけません。

運転するときの注意は?

次に、ターボ車を運転するとき注意点は以下の3点です。

  1. エンジンをかけていきなりターボをきかせない
  2. 空ぶかし、急発進をしない
  3. 運転後はすぐにエンジンを止めない

エンジンをかけていきなりターボをきかせない

エンジンをかけていきなりターボをきかせないことも大事です。

昔のターボのように、エンジンをかけてしばらくアイドリングをする必要はありません。

ただ、タービンの軸受けにオイルが回るまでの数秒間はタービンが回らない程度の運転に止めた方がいいでしょう。

空ぶかし、急発進をしない

ターボチャージャーを長持ちさせようと思ったら、タービンの回転数を必要もないのに上げないことです。

そのためには、無駄な空ぶかし、急発進は避けたほうがいいのです。

運転後はすぐにエンジンを止めない

運転後にすぐにエンジンを止めないことも大事です。

昔のターボ車ではこれは必須で、しばらくアイドリングを続けるようにターボタイマーなんてものまで付いていました。

今のターボ車はそこまでの必要はありませんが、高速運転やエンジンの回転数を上げた運転をしたあとには少し気を使ってあげたほうがいいのです。

すぐにエンジンを止めずに、少しだけアイドリングを行って、ターボチャージャーを冷却してあげましょう

まとめ

この記事では、ハスラーのターボのしくみを説明したうえで、軽のターボは壊れやすいのか、ハスラーの、スズキのターボが壊れやすいのかを説明してきました。

確かに、ノーマルエンジンに比べればターボは壊れやすいですし、ターボが効いている時間の長い軽自動車ならなおさらです。

ただ、ハスラーのターボエンジンは不必要な過給がかかりにくい仕組みになっていますし、運転のしかた次第で寿命を延ばすことも可能です。

オイルのメンテナンスも含めて、ハスラーのターボは少し気を使って壊れないようにやさしくい扱ったほうがいいと思いますよ。

 

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