ヴェゼルリチウムイオンバッテリー交換費用は?駆動用バッテリー寿命についても

ヴェゼルは誕生時からハイブリッド車がランナップに加わっていました。

燃費のいいハイブリッドは人気で、初代でもハイブリッドの購入割合は60~70%、2代目の現行モデルでは80%を超えているようです。

こうしたハイブリッドで心配なのは、高価と言われる駆動用バッテリーの交換費用と寿命です。

ここでは、まず、ヴェゼルのハイブリッドシステムと使用している駆動用バッテリーについて説明します。

そのうえで、駆動用のリチウムイオンバッテリーの交換費用と寿命をチェックしておきましょう。

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人気車種やモデルチェンジ直後など例え値引きが渋くても諦める必要はありません。

知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。

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ヴェゼルのハイブリッドシステムと駆動用バッテリーはどうなっている?

まず、ヴェゼルのハイブリッドシステムと駆動用バッテリーはどうなっているかですが、初代と2代目では違うので個別に説明していきましょう。

  1. 初代ヴェゼルはリチウムイオンバッテリー?
  2. 2代目ヴェゼルはリチウムイオンバッテリー?

初代ヴェゼルはリチウムイオンバッテリー?

最初に、初代ヴェゼルのハイブリッドシステムを説明したうえで、駆動用バッテリーはリチウムイオンバッテリーなのかを確認していきましょう。

初代ヴェゼルのハイブリッドシステムは?

初代ヴェゼルのハイブリッドシステムは、SPORT HYBRID i-DCDというものです。

引用元:https://global.honda/jp/tech/hybrid_system_SPORT_HYBRID_i-DCD/

奇数段用と偶数段用の2つのギアセットとクラッチを持ったDCT(デュアルクラッチ)で、ギアが2系統なので変速レスポンスが良く、伝達効率が高いというメリットがあります。

また、DCTにモーターを内蔵しているので、このモーターでエンジン出力から発電してリチウムイオンバッテリーに充電します。

発進や市街地走行など、モーターが得意とする場面ではエンジンを切り離してEV走行を行い、パワーが必要な場面ではモーターとエンジン双方を使って走行します。

モーターが苦手な高速道路ではエンジンだけで走行するシステムです。

弱点は、1モーターなので発電しながら走行することができないことです。

また、登り坂で止まっているときに、アクセルを少し踏んでいる、あるいは長いことゆっくりと走るとDCTが過熱して警告が出て走行不能になる場合があるという情報もあります。

エンジンとモーターをミックスして走る場面が大部分のためか、モーターのパワー、特に最高出力はそう大きいものでありません

  • 最高出力 29.5ps(22kW)/1,313-2,000rpm
  • 最大トルク 16.3kgf・m(160N・m)/0-1,313rpm

初代ヴェゼルの駆動用バッテリーはリチウムイオン?

初代ヴェゼルの駆動用バッテリーはリチウムイオンなのかです。

ホンダはHonda IMAシステム時代はニッケル水素電池でしたが、早い時期からリチウムイオンバッテリーを採用しています。

初代ヴェゼルのSPORT HYBRID i-DCDではIPUの中にリチウムイオンバッテリーが組み込まれています

IPUというのは、走行状況やバッテリーの残量に応じてドライブモードの選択、回生などを制御するパワーコントロールユニットとバッテリーを一体化したもの

リチウムイオンバッテリーの規格は以下のとおりです。

  • バッテリー容量 5.0Ah 0.88W
  • セル数 48

2代目ヴェゼルはリチウムイオンバッテリー?

次に、2代目ヴェゼルのハイブリッドシステムはどうなっていて、駆動用バッテリーはリチウムイオンバッテリーなのかです。

2代目ヴェゼルのハイブリッドシステムは?

2代目ヴェゼルのハイブリッドシステムは、e:HEVというものです。

引用元:https://global.honda/jp/tech/two_motor_hybrid_system_honda_eHEV/

e:HEVは走行用と発電用の2つのモーターを備えています。

走行用モーターは駆動軸と直結しており、減速時には回生の役割も担います。

発電用モーターはエンジンと直結し、動力をミックスさせるための仕組みが不要で、駆動用モーターに電力を供給して、フリクションロスのないスムーズな駆動も実現しています。

また、エンジンで発電する際も発電用モーターをダイレクトに駆動するためロスは最小限になるのだそうです。

発電用モーターを持つことで、エンジンで発電しながらEV走行することも可能になっています。

  • EVモード バッテリーの充電された電力のみで走行(発進時、街なか)
  • ハイブリッドモード エンジンで発電した電力で走行し、加速時にはバッテリーに充電された電力も使用
  • エンジンモード EV走行が苦手な高速走行ではエンジンでダイレクトに駆動
  • 回生モード 減速時や下り坂ではタイヤの回転で走行用モーターを使って発電してバッテリーに充電

このように、高速走行以外は走行用モーターで駆動します。

モーターメインでの走行のため、モーターのパワーは十分で、これならモーターだけで余裕で走れます

  • 最高出力 131ps(96kW)/4,000-8,000rpm
  • 最大トルク 25.8kgf・m(253N・m)0-3,500/rpm

2代目ヴェゼルの駆動用バッテリーはリチウムイオン?

2代目ヴェゼルの駆動用バッテリーはリチウムイオンなのかです。

世の中の流れどおり、リチウムイオンバッテリーを採用しています。

2代目ヴェゼルのe:HEVでもIPUの中にリチウムイオンバッテリーが組み込まれています。

リチウムイオンバッテリーの規格は以下のとおりです。

  • バッテリー容量 6.25Ah(推定) 1.1W(推定)
  • セル数 60

セル数が初代の48から60に増えているので、単純計算で6.25Ahとしています。

セル数が48から72に増えた場合もセル数分だけ容量が増えていますから、間違ってはいないはずです。

ヴェゼルの駆動用のリチウムイオンバッテリーの交換費用は?

さて、問題の駆動用のリチウムイオンバッテリーの交換費用はいくらかです。

ヴェゼルの駆動用バッテリーの交換事例は見当たりませんでしたが、初代ヴェゼルのハイブリッドシステムと駆動用バッテリーはフィットと全く同じです。

フィットの場合もリチウムイオン電池の頃はプリウスとあまり変わらず20万円くらいで交換できていたようです。

ただ、リチウムイオンバッテリーはいささか高価で、工賃込みで30万円から40万円弱というところのようです。

初代ヴェゼルの駆動用バッテリーの交換費用も同じだろうと思われます。

フィットの場合は現行モデルでもセル数は48ですが、新型ヴェゼルではセル数は60に増えています。

単純に60/48となるわけではないのしょうが、セルが増えればそれなりに高価になるものと思われ、2代目ヴェゼルは40万円は超えてくるものと思われます。

フィットの先代モデルはリビルドバッテリーも出回りはじめていて3分の1くらいの費用で交換できるといいます。

しかし、トヨタのようにどこでも手に入るわけではありませんし、2代目ヴェゼルの場合はリビルドバッテリー入手はまだ不可能でしょう。

ヴェゼルの駆動用リチウムイオンバッテリーの寿命は?

最後に、ヴェゼルの駆動用のリチウムイオンバッテリーの寿命はどれくらいかです。

駆動用バッテリーのメーカー保証は5年10万キロのいずれかに達したときまでになっています。

ただ、保証というものですから、初期不良でもない限り、こんな年数や距離で駆動用バッテリーが寿命を迎えることはありません。

駆動用バッテリーの寿命については、ホンダは「基本的には車両と同等の耐久性」と言っています。

https://customer.honda.co.jp/faq2/userqa.do?user=customer&faq=faq_auto&id=74402&parent=60921

ただ、「お客様の使用される環境や方法などにより異なる場合がある」との一言が入っているので、絶対ではないということのようです。

私は車両の耐久性は30万キロと思っているのですが、いろんな情報をみると、ホンダのハイブリッド車の場合は概ね20万キロくらいは大丈夫ではないかと思われます。

トヨタの場合ニッケル水素バッテリーを使っていても25万キロくらいまでもつと言われていますのでいささか短い気もします。

ただ、ディーラーでも駆動用バッテリーの交換事例はない場合が多いようで、これでも十分に長い寿命なのかもしれませんね。

まとめ

この記事では、ヴェゼルのハイブリッドシステムと駆動用バッテリーを説明し、リチウムイオンバッテリーの交換費用と寿命をチェックしてきました。

ヴェゼルに限らず、ホンダのハイブリッドの駆動用バッテリーはリチウムイオンなので、いささか高価で30万円台、しかもトヨタと違ってリビルドバッテリーがあまり流通していないのが残念なところです。

寿命については、トヨタには及ばないものの20万キロくらいは期待できそうですから、実際に交換に至るケースは少ないものと思われます。

 

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例えば、出金を減らす手段として思い浮かべるものは「値引き」ではないでしょうか?

確かに値引き額が大きくなればなるほど出金を減らすことは出来ます。

しかし、人気車の値引きは各メーカーともに大きくありません。値引かなくても売れますからね。

だからといって、諦める必要はありません。

方法はあるのです。

知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。

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