タントは走行モードをパワーモードに切り替えてパワフルな走りをすることができます。
それなら常時オンで走りたいところですが、さすがに燃費のことが気になりますよね。
ここではまず、タントのパワーモードを常時オンにした場合の気になる燃費への影響を見ていきます。
また、パワーモード解除の方法やその仕組みについても説明していきます。
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詳細を下記の記事で説明していますので一度確認してみて下さい。
タントのパワーモードを常時オンにした場合の燃費への影響
まず、タントのパワーモードを常時オンにした場合の燃費への影響を考えていきましょう。
- タントのカタログ燃費と実燃費
- パワーモードを常時オンにした場合の燃費
タントのカタログ燃費と実燃費
タントのカタログ燃費と実燃費を見ていきましょう。
単位:km/L
区分 | NA(自然吸気) | ターボ | |||
---|---|---|---|---|---|
2WD | 4WD | 2WD | 4WD | ||
WLTCモード燃費 | 21.9~22.7 | 21.4 | 21.2 | 19.6 | |
市街地モード | 20.1~20.9 | 19.5 | 19.5 | 18.0 | |
郊外モード | 23.4~22.6 | 22.6 | 24.3 | 20.8 | |
高速道路モード | 21.8~22.6 | 21.6 | 21.1 | 19.6 | |
実燃費 | 18.5 | 17.1 | 18.0 | 17.4 |
実燃費はWLTCモード燃費の8割はクリアしていますが、ターボに比べてNA(自然吸気)エンジンのカタログ燃費との乖離が大きいのがわかります。
やはりNA(自然吸気)エンジン非力なので、実際の運転ではアクセルを踏み込み気味になるのかもしれません。
ちなみに、WLTCモード燃費試験ではパワーモードなんか使いませんし、実燃費についてもパワーモードは使わないか、使ったとしても僅かな時間だと思われます。
パワーモードを常時オンにした場合の燃費
タントのパワーモードを常時オンにして走った方はまずいないのではないかと思いますし、そんなレビューもありません。
しかし、同じダイハツのウェイクでパワーモードを常時オンでの走行をした方がおられるのです。
https://minkara.carview.co.jp/userid/331275/car/2591626/9719366/parts.aspx
ウエイクはタントと同じ軽スーパーハイトールワゴンで、エンジンは同じ、車両重量がいささか重い程度です。
最終減速比など細かいところは違いますが、傾向はわかるはずです。
この記事によると、燃費が25%くらい悪化しています。
燃費が悪化することは間違いありませんが、少ないデータではあるものの、この程度は悪化するようです。
ただ、あまり変わらないというデータもあることは申し上げておきます。
パワーモード解除の方法やその仕組み
では、タントのパワーモードの解除の方法やその仕組みについて説明しておきましょう
- タントのパワーモード(PWRモード)の解除の方法
- タントのパワーモードの仕組み
タントのパワーモード(PWRモード)の解除の方法
タントのパワーモード(PWRモード)の解除の方法は簡単です。
引用元:https://www.daihatsu.co.jp/service/torisetu/tanto/pdf/tanto_full_2304.pdf
ステアリングの左側のスポーク下側に「PWR」ボタンがあります。
これを押せばパワーモードになるのですが、再度押せばパワーモードが解除されるのです。
解除すればパワーモードインジケーターも消灯します。
タントのパワーモードの仕組み
ダイハツのパワーモードはエンジンの回転数が上がるようにCVTを制御するとともに、より多くの燃料を供給するようなコントロールをしているようです。
まず、CVTのシフトチェンジする回転数が上がるので、通常モードより回転数が明らかに高くなります。
また、前述の記事によると、燃料流量が0%~60%くらいの間で増加するように制御するようです。
タフトの最大トルクは3,600回転で発生しますが、パワーバンドは3,000回転くらいからですから、この程度の回転数を維持して走れば、非常にスポーティに走れるのです。
ただ、これはエンジンのスペック内での制御であって、最高出力や最大トルクなどスペックそのものが変わるわけではありません。
このため、アクセルを目いっぱい踏み込む局面では走りの差は出てこないはずです。
ちなみにパワーモードはシフトレバーが「D」「S」の場合に有効で、「B」の場合にはパワーモードの制御は行わない仕組みになっています。
まとめ
タントに限らず、パワーモードを選択すると明らかにエンジンの回転数が上がりますし、エンジン音も大きくなります。
当然アクセルレスポンスも良くなって気持ちいい走りが楽しめますが、それはガソリンを多めに使っているからでもあります。
このため、燃費はかなり悪化することは覚悟しておいた方がいいでしょう。
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知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
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