タントカスタムは2003年11月の初代発売から約1年半後の2005年6月に、スポーティ派生モデルとして登場しました。
タントの中でも購入割合が高く、リセールもいいという人気モデルですが、歴代で見ればどの形式の人気が高いのでしょうか。
ここでは、タントカスタムの歴代モデルを紹介し、人気が高い型式をチェックします。
また、おすすめの年式についてもチェックしておきましょう。
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出金を減らす手段は「値引き」だけではありません。
人気車種やモデルチェンジ直後など例え値引きが渋くても諦める必要はありません。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので一度確認してみて下さい。
タントカスタムの歴代モデルを紹介!人気が高い型式は?
まず、タントカスタムの歴代モデルを順次紹介します。
人気が高い型式はどれなのでしょうか。
- 初代タントカスタム(L350S/L360S)
- 2代目タントカスタム(L375S/L385S)
- 3代目タントカスタム(LA600S/LA610S)
- 4代目タントカスタム(LA650S/LA660S)
- 人気が高い型式はどれ?
初代タントカスタム(L350S/L360S)
初代タントカスタムは2005年6月のタントの一部改良のタイミングで登場しましたので、2代目以降のような前期後期の区別はありません。
引用元:https://www.goo-net.com/catalog/DAIHATSU/TANTO/
押し出し感の強いフロントフェイスで、フロントグリルからボンネット、大型のエアロバンパー等のエアロパーツはゴージャスです。
タントのノーマルモデルはファミリーユースを考えたポップで可愛らしいデザインですから、雰囲気が全く違いますね。
2代目タントカスタム(L375S/L385S)
2代目代タントカスタムは2007年12月にモデルチェンジし、2010年10月にマイナーチェンジしました。
これ以降が後期モデルで、ノーマルボディは大きな違いはありませんが、カスタムはかなり違ってきています。
2代目前期モデル
2代目前期モデルでまず目につくのは、フロントグリル下部のシルバーの口のような造形と横長の珍しい形のフォグランプです。
引用元:https://www.goo-net.com/catalog/DAIHATSU/TANTO/
フォグランプは初代のイメージを引き継いでいますが、フロントグリルのおかげで、ぐっと迫力が出ましたし、いい意味でも悪い意味でも下品になった気がします。
テールはウインドウ下の横方向のシルバーのバー状の加飾で豪華さと精悍さを醸し出しています。
2代目後期モデル
2代目後期モデルではフロントグリルとフォグランプが大きく変わりました。
引用元:https://www.goo-net.com/catalog/DAIHATSU/TANTO/
フロントグリルの下部の口のようなものは下唇が無くなり、上唇が厚くなりました。
フォグランプは円形の大きなものになって、フロントグリルと相まって迫力も高級感も増している気がします。
リアはダイハツのエンブレムのあたりのデザインが少し変わった程度の軽微な変更です。
3代目タントカスタム(LA600S/LA610S)
3代目タントカスタムは2013年10月に誕生し、2015年12月にマイナーチェンジしましたから、これ以降が後期モデルになります。
3代目前期モデル
3代目前期モデルは少し端正な方向に舵を切ったのかもしれません。
引用元:https://www.goo-net.com/catalog/DAIHATSU/TANTO/
大型バンパーというコンセプトは同じですが、フロントグリルあたりの粗野な風貌が洗練されてきましたね。
フォグランプあたりの加飾もゴージャスでいい感じです。
リアのウインドウ下の水平方向の加飾も豪華な仕上げですね。
3代目後期モデル
3代目後期モデルはフロントビューを大きく変えてきました。
《トップエディション》
《その他》 |
引用元:https://www.goo-net.com/catalog/DAIHATSU/TANTO/
トップエディションについてはメッキのフロントグリル、大型エアロバンパーだけでなくシルバーメッキの豪華な加飾が目をひきます。
他のグレードにはシルバーメッキの加飾はありませんが、それでもフォグランプあたりの加飾やそれも含めたバンパーの造形はなかなかの迫力です。
この頃からオラオラ顔が脚光をあびはじめていましたから、存在感を誇示するようなスタイリングになったのでしょうか。
また、後期モデルに移行する時期にスマアシが1から2、2から3になって安全性が高くなったのも後期モデルのポイントでしょう。
4代目タントカスタム(LA650S/LA660S)
4代目タントカスタムは2019年7月に誕生し、2022年10月にマイナーチェンジしましたから、これ以降が後期モデルになります。
4代目前期モデル
4代目前期モデルのフロントフェイスは3代目に比べるとずいぶんすっきりしたものになりました。
引用元:https://www.goo-net.com/catalog/DAIHATSU/TANTO/
リアも特徴ともいえるウインドウ下の水平方向への加飾はなくなり、そのかわりノーマルボディの丸っこいバンパーは直線状の形状になり、テールランプはクリア化されています。
サイドのプロテクターをみても、少しSUVらしく振っているような気もしますね。
4代目後期モデル
4代目後期モデルでは、再度迫力を増した方向に舵を切ったようです。
引用元:https://www.goo-net.com/catalog/DAIHATSU/TANTO/
フロントグリルからバンパーの方大きく広がった口のようなデザインはトヨタお得意のオラオラ顔ですし、テールもボリュームを付けた感じです。
ヘッドライトも最近の流行りの薄目になり、スタイリッシュ&迫力というコンセプトのようです。
サイドのプロテクターをやめたのはタント ファンクロスというアクティブなSUVテイストのモデルが追加されて差別化を図ったのでしょう。
引用元:https://www.daihatsu.com/jp/news/2022/20220822-1.html
人気が高い型式はどれ?
タントの売り上げが大きく伸び始めたのは2代目(L375S/L385S)になってからで、おそらくミラクルオープンドアの効果が大きかったのでしょう。
カスタムもスタイリッシュに加え、迫力を前面に押し出す戦略が成功したような気もします。
売り上げのピークは2014年の232,694台で、3代目モデル(LA600S/LA610S)へのフルモデルチェンジ直後とはいえN-BOXに7万台弱をの差をつけての圧勝でした。
4代目モデル(LA650S/LA660S)はフルモデルチェンジをしてもN-BOXはおろかスペーシアにも苦戦する状況ですから、少なくとも4代目は人気モデルとは言えないでしょう。
ということは2代目(L375S/L385S)か3代目(LA600S/LA610S)ということですが、売り上げだけを見たら3代目(LA600S/LA610S)の前期モデルが一番人気が高かったのかもしれません。
タントカスタムのおすすめの年式は?
では、これまでの検討を踏まえてタントカスタムのおすすめの年式を考えていきます。
- 2代目を買うなら後期モデル(2010年10月~2013年9月)
- 3代目を買うなら2016年11月以降
2代目を買うなら後期モデル(2010年10月~2013年9月)
2代目タントカスタムも人気モデルで、N-BOXが出るまでは、このカテゴリーで独走し、「軽スーパーハイトワゴン」というジャンルを確立させました。
ただ、この時期のタントにはオイルが異常に減るオイル上がりという大きな問題があります。
「タントのエンジンオイルが減るリコールは出てる?KFエンジンオイル消費対策と関係はある?」に詳しく書いていますが、2010年2月以降製造分からしか対策が講じられていないのです。
後期モデルへのマイナーチェンジは2010年10月で、2月以降9月までに製造された前期モデルは大丈夫らしいのですが、エンジン名も同じで判別不可能なのです。
このため、2代目タントカスタムを買うなら後期モデルにすることを強くお勧めします。
3代目を買うなら2016年11月以降
3代目タントカスタムは最も売れた人気モデルで、人気のほどは前期モデルの方が上かもしれません。
ただ、後期モデルへの移行時期にスマアシが大きな進化を遂げたのです。
後期モデルへのマイナーチェンジは2015年12月だったのですが、2015年4月にスマアシからスマアシ2に、2016年11月にスマアシ3にあっという間に変わりました。
「レーザーレーダー」から「レーザーレーダー+単眼カメラ」さらには「ステレオカメラ」も変わり、衝突被害軽減ブレーキの対車両の作動速度も時速30キロ以下から50キロ以下、80キロ以下と進化しています。
スマアシ2までは対歩行者非対応だったのが、スマアシ3で時速50キロ以下で対応したのです。
オートハイビームだって装備しています。
スタイリングも後期モデルの方が洗練していると思われるので、2016年11月以降に製造した後期モデルがおすすめです。
また、タントカスタムの場合はモデルチェンジで大きく中古車価格が下がる傾向(20ポイント以上)があるので、4代目前期モデルよりは割安な2016年11月以降の3代目がおすすめなのです。
さらに、オイル上がり問題についても、この時期のタントカスタムなら抜本的な対策を講じた第3世代KFエンジンに移行していますから全く問題ありません。
まとめ
タントカスタムの人気があったモデルは2代目から3代目にかけてと思われ、最も売れたのは3代目前期モデルです。
この状況と機能的な問題、エンジンの欠陥問題を考えて、おすすめ年式は2代目後期と3代目後期の2016年11月一部改良以降とさせていただきました。
現行モデルについてはSUVの人気高騰からファンクロスというタントカスタムの派生グレードに人気が集まっていて、リセールもいいようなので、それも含めて考えた方がいいかもしれません。
タントを限界値引きから更に安く購入する方法!
タントを新車で購入する時、「出来るだけ安く購入したい!」と思いませんか?
タントは軽自動車とはいえ最上級グレードの車両本体価格が約184万円とかなりの高額になっています。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
例えば、出金を減らす手段として思い浮かべるものは「値引き」ではないでしょうか?
確かに値引き額が大きくなればなるほど出金を減らすことは出来ます。
しかし、人気車の値引きやモデルチェンジ直後は各メーカーともに大きくありません。値引かなくても売れますからね。
だからといって、諦める必要はありません。
方法はあるのです。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので確認してみて下さい。
一度、知っている方法か確認してみても損することはありませんよ!
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