エクストレイル(七人乗り):快適さと実用性の検証

この記事は、日産エクストレイルの7人乗りモデルの特徴とその実用性に焦点を当てた記事です。

SUV市場での7人乗りオプションの重要性、室内空間の比較、そして多人数乗車時の快適性や制約について詳細に掘り下げています。

この記事を読むことで、エクストレイルの7人乗りモデルの選択において考慮すべき重要な要素を理解し、購入前の情報収集に役立つ内容となっています。

特に、室内の広さや荷室容量の変化についての詳細な分析が含まれています。

エクストレイル-記事一覧

  • エクストレイルの内装のサイズと快適性
  • エクストレイルの足元・頭上スペースの制約
  • エクストレイルの5人乗りと7人乗りのサイズ比較
  • 荷室容量の変化と制限

エクストレイルの7人乗りは本当に狭い?

まず、エクストレイルの7人乗りのサイズをライバル車等と比較し、本当に狭いのかをみていきましょう。

  1. エクストレイルの7人乗りのサイズをライバル車等と比較
  2. 7人乗りは本当に狭いの?

エクストレイルの7人乗りのサイズをライバル車等と比較

エクストレイルの7人乗の室内サイズを、CX-8、7人乗りのあった先代CR-V(現行モデルは国外専売)、ミニバンからの乗り換えを考えてノアと比較してみましょう。

区分 エクストレイル CX-8 CR-V ノア
室内長 2,530mm〜2,545mm 2,690mm 2,520mm 2,805mm
室内幅 1,540mm 1,540mm 1,520mm 1,470mm
室内高 1,255mm 1,250mm 1,230mm 1,405mm
2列目シート幅 1,300mm 1,350mm 1,500mm 1,200mm
2列目高さ 1,100mm 1,100mm 1,100mm 1,000mm
3列目シート幅 1,000mm 1,000mm 1,000mm 1,100mm
3列目高さ 900mm 1,000mm 1,100mm 1,000mm

ノアの場合は室内長がはるかに大きいので、足元の余裕が全く違ってきます

CR-Vとはいい勝負なのですが、2列目の横幅と3列目のヘッドクリアランスが違います

シート幅は3人で1,100mm(実際に3人座ることはないと思いますが)のノアよりは2人で1,000mmのエクストレイルが優位ですが、男性の大人の頭が天井に当たる設計はいただけません

7人乗りは本当に狭いの?

ライバル車はともかくミニバンのノアと比較するのはやはり厳しいかもしれません。

しかし、1.5Lクラスのミニバンであるシエンタの室内長×室内幅×室内高は 2,545㎜×1,530㎜×1,300㎜です。

シエンタは決して広い車ではなく、3列目はシート幅900mmはともかく800mmの高さはエクストレイル以下です。

ただ、スペース効率がいいのか、室内の平面サイズはエクストレイルに負けていないのです。

エクストレイルの場合はSUVらしいスタイルが優先ですから、全長は拡大しても先代モデルの室内長2,555mmを下回るなんてことが起こってしまうのです。

7人乗りが狭いのは室内長の短さによる足元の余裕の無さ3列目シートのヘッドクリアランスの悪さといったところでしょうか。

エクストレイルの5人乗りと7人乗りのサイズの違い?

エクストレイルの5人乗りのサイズをライバル車と比較し、本当に狭いのかを確認していきましょう。

また、5人乗りと7人乗りのサイズの違いを確認しておきましょう。

  1. エクストレイルの5人乗りのサイズをライバル車と比較
  2. 5人乗りは本当に狭いの?
  3. 5人乗りと7人乗りのサイズの違い

エクストレイルの5人乗りのサイズをライバル車と比較

エクストレイルの5人乗りのサイズを、RAV4、CX-5、ZR-Vと比較してみましょう。

区分 エクストレイル RAV4 CX-5 ZR-V
室内長 1.980mm〜1,990mm 1,890mm 1,890mm 1.930mm
室内幅 1,540mm 1,515mm 1,540mm 1.530mm
室内高 1,255mm 1,230mm 1,265mm 1.195mm
2列目シート幅 1,300mm 1,300mm 1,300mm 不明
2列目高さ 1,100mm 1,000mm 1,100mm 不明
荷室容量(VDA) 575L 580L 505L 408L

ライバル車のRAV4やCX-5とほぼ同じサイズで、室内長が長いこともあって、足元の余裕はエクストレイルが圧倒しています。

室内幅も2列目のシート幅は同じようなものですし、座面からの高さも1,100mmあれば全く問題ありません

5人乗りは本当に狭いの?

ライバル車と比較してもエクストレイルの5人乗りは決して狭くはありません

2列目のシート幅がもう少しあってもいいかなと思いますが、体格のいい男性が3人座ることは稀でしょうからあまり気にしなくていいでしょう。

足元の膝前の余裕はこぶし4つ分といいますから楽に足を組むことができそうです。

また、座面からの高さが1,100mmありますから、ヘッドクリアランスも十分です。

荷室容量も500Lを大きく上回っていますから、ルーフキャリア無しでも1泊程度のキャンプなら余裕で楽しめそうです。

5人乗りと7人乗りのサイズの違い

5人乗りと7人乗りのサイズの違いを見ていきましょう。

区分 5人乗り 7人乗り
室内長 1.980mm〜1,990mm 2,530mm〜2,545mm
室内幅 1,540mm 1,540mm
室内高 1,255mm 1,255mm
荷室容量(VDA) 575L 170L

5人乗りも7人乗りも外寸は変わりませんし、7人乗りだからといって室内の取り分を増やすこともできません。

では何をするかというと、7人乗りは荷室を減らしてもう1列分を確保するのです。

室内長というのはインパネ最も出っ張ったところから後部座席のシートバック後端までの長さですから、5人乗りは2列目まで、7人乗りは3列目までの長さです。

7人乗りが55センチくらい大きいのですが、考えてみれば1列入れて55センチの増加で収まるのが驚きです。

3列目の背もたれは薄くしますし、2列目を前に出すなどをするので、5人乗りのゆったりした乗り心地は実現不可能なのです。

荷室容量だって目に見えて変わってきます。

5人乗り 7人乗り

https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail/interior/luggage_storage.html

もちろん3列目を畳めば荷室容量は確保できますが、3列フル乗車でのロングツーリングは、快適性、荷物の積載性からも無理ですし、キャンプなんかあり得なさそうです。

まとめ:エクストレイルの7人乗り

エクストレイルの7人乗りはこのクラスのSUVの中では希少な存在ですが、無理して3列目を押し込んだ感じ満載で、さすがに狭いですね。

快適性を求めようとするならCX-8のような別ボディしかないのかもしれません。

一方の5人乗りに関しては、狭いということは全くなく、十分過ぎるくらいの広さと大きなラゲージスペースを持っています。

エクストレイルのボディには5人乗りがベストバランスなのかもしれませんね。

この記事の内容を下記にまとめました。

  • ミドルクラスSUVとして7人乗りは貴重
  • 7人乗りの室内サイズをライバル車と比較
  • 7人乗りは足元の余裕が狭い傾向
  • 7人乗りのヘッドクリアランスに課題
  • 5人乗りと7人乗りのサイズ比較
  • 7人乗りは荷室を減らして追加シートを確保
  • 3列目の座席は薄く設計
  • フル乗車時の荷室容量は限られる
  • 7人乗りモデルは多人数乗車に不向き

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