エクストレイルのディーゼルが大量リコール!あなたの車は大丈夫?

日産自動車が展開する人気SUV、エクストレイルのディーゼルモデルが大規模なリコールに直面したことがあります。

この記事では、リコールの背景、対象モデル、および消費者に影響する主要なポイントについて詳しく解説します。

2013年1月24日に届け出られたこのリコールは、2代目エクストレイル(T31系)の一部に潤滑不良による異音・破損のリスクが発見されたためです。

詳細を確認し、安全対策の概要を理解することで、エクストレイルオーナーにとって適切な対応を取る手助けになれば幸いです。

エクストレイル-記事一覧

  • エクストレイルディーゼルのリコール理由は潤滑不良
  • リコールの対象は2代目エクストレイル
  • 18455台がリコール対象
  • エクストレイルディーゼルも2012年9月25日以降生産分は安全

エクストレイルのディーゼルが大量リコール:対象はDNT31?

エクストレイルのディーゼルが大量リコール:対象はDNT31?

まず、エクストレイルのディーゼル車について説明したうえで、大量リコールは形式名がDNT31のものなのかを確認します。

  1. エクストレイルのディーゼル車
  2. 大量リコールは形式名がDNT31のものなの?

エクストレイルのディーゼル車

エクストレイルのディーゼル車2代目(T31系)だけに存在したモデルです。

2代目(T31系)は2007年8月に発売されたのですが、2008年9月にはルノーと共同開発した2LターボのクリーンディーゼルM9R搭載車が追加されました。

引用元:https://www.nissan-global.com/JP/INNOVATION/TECHNOLOGY/ARCHIVE/M9R/

コモンレール式ディーゼルエンジンで、搭載モデルは「20GT」だけで、当初はオールモード4×4-iに6速MTの組み合わせのみでした。

その後、2010年7月に6速ATとの組み合わせが追加されましたが、オールモード4×4-iにしか設定されませんでした

このエンジンは最高出力173ps(127kW)/3750rpm、最大トルク367kgm(360Nm)/2000rpmでガソリンエンジンの137ps(101kW)、 20.4kgm(200N・m)/4400rpmを圧倒するものでした。

引用元:http://history.nissan.co.jp/X-TRAILCD/T31/1312/performance2.html

最高出力と最大トルクをそれぞれ3,750rpmと2,000rpmで発揮するので、常用域のパワーはすばらしいものでした。

JC08モード燃費も6MTで14.2km/L、6ATで13.8km/Lとガソリンエンジンより少しいいくらいでしたが、軽油価格の安さで経済的にもメリットはとても大きかったのです。

コモンレールシステムの採用で、1600気圧の超高圧で燃料を微粒化して燃焼室内にむらなく噴射することで、空気に混ざりやすく、燃焼効率を向上させ、黒煙の発生を抑制するのです。

日本でもRV車にはディーゼルエンジンが採用されていましたが、排ガス強化規制の強化への対応の困難や需要の急減で生産中止へ追い込まれていました。

そんな中で、エクストレイルはクリーンディーゼルの採用でディーゼルエンジンを搭載してきたのです。

そのディーゼルエンジンが3代目(T32)では廃止されたのは、高価な車両価格と日本の短距離走行中心の使い方に合わなかったからのようです。

大量リコールは形式名がDNT31のものなの?

エクストレイルのディーゼル車は2代目(T31)だけにしかありません。

大量リコールの詳細は後述しますが、ディーゼル車のリコールということなら形式名「LDA-DNT31」に間違いありません

エクストレイルのディーゼルが大量リコール:届け出はいつでどのような内容?

エクストレイルのディーゼルが大量リコール:届け出はいつでどのような内容?

では、エクストレイルのディーゼル車のリコールの届け出がいつでどのような内容なのかです。

  1. リコールの届け出日と対象台数
  2. 不具合の内容と対策

リコールの届け出日と対象台数

エクストレイルのディーゼル車のリコールの届け出が行われたのは2013年1月24日で、対策開始日が翌日の1月24日です。

対象になるのは2008年8月20日~2012年9月24日に生産された18,455台だそうです。

この期間をみるとクリーンディーゼル投入直後の車両からが対象です。

クリーンディーゼル車は2013年10月のモデルチェンジに合わせて旧型車で仕様変更を行い、2015年2月まで販売されましたが、2012年9月25日以降の生産分については問題ないようです。

不具合の内容と対策

リコールが実施されたディーゼルエンジンの不具合の内容と具体的な対策です。

参考:https://www.nissan.co.jp/RECALL/DATA/report3079.html

不具合の内容

エンジンの最高回転数の設定が不適切なために、最高回転域でクランクシャフトへの負荷が高くなり、ジャーナルベアリング(すべり軸受)が位置ずれを起こすそうです。

これが油路をふさぐと、潤滑不良による異音が発生するおそれがあり、そのまま使用すると、エンジン部品が破損し走行不能となり、最悪の場合は火災にいたるおそれがあるそうなのです。

この記載を見てもかなり深刻な不具合だということがわかります。

対策

エンジン最高回転数を低減し、エンジンオイルを新品と交換するとのことです。

まとめ:エクストレイルのディーゼルが大量リコール

エクストレイルの2代目(T31)は年間3万台販売していましたから、ディーゼルエンジンの大量リコールといいっても4年間で18,455台ですので、販売割合はそれほど大きくなかったようですね。

しかし、深刻な不具合の割には生産開始から4年以上経ってリコールというのは少し気になりますね。

クリーンディーゼルの復活も期待したいところですが、日産はe-Powerに大きく舵を切り、ルノーとの関係も考えると、あり得ない話みたいですね。

下記にこの記事を簡単にまとめてみました。

  • エクストレイルディーゼルの大量リコール対象は2代目(T31系)のみ
  • リコール形式名は「LDA-DNT31」
  • リコールの届け出日は2013年1月24日
  • リコール対象台数は18455台
  • リコールになった不具合原因は最高回転数の設定不適切
  • 潤滑不良により異音・破損のリスク
  • リコールによる対策はエンジン最高回転数の低減とオイル交換
  • クリーンディーゼルは2013年10月に仕様変更
  • エクストレイルディーゼルでも2012年9月25日以降の生産分は問題なし

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