先代エクストレイル(T32系)にはシートのへたりが発生するという悲しい問題があるようです。
症状について後述しますが、ひどくなると悲しい状態になりますので、対策するなら早期にどうにかしたいところです。
ここでは、エクストレイルT32のシートへたりはどんなものかをまず確認します。
また、対策品はあるのか、シートカバーが対策品という話もありますが、そうなのかも確認しておきます。
さらに、修理するとしたら費用はどれくらいかかるかもチェックします。
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詳細を下記の記事で説明していますので一度確認してみて下さい。
エクストレイルT32のシートへたりはどんなもの?
まず、エクストレイルT32のシートへたりはどんなものかです。
- エクストレイルT32のほとんどのグレードで発生
- 原因はシートと表皮の接着不良とクッションの強度不足
エクストレイルT32のほとんどのグレードで発生
エクストレイルT32のシートへたりはほとんどのグレードで発生しているようです。
問題があるのは防水シートですが、エクストレイルT32では全グレードがこの防水シートなのです。
セレナの防水シートモデルでも同様の問題が発生しているようですから、このタイプのシート固有の現象かもしれません。
発生場所は、使用頻度が圧倒的に高い運転席での報告がほとんどです。
画像の矢印の位置、サイドサポート部分がへたりが発生する場所です。
引用元:http://history.nissan.co.jp/X-TRAIL/T31/1312/interior.html
最初はこの場所にしわがよりはじめ、次第にそれがひどくなります。
放置するとクッションの破片がカーペットの上に落ちたりしますし、いずれシート表皮も裂けてしまうようです。
補修した事例などをみると、内部のクッションがボロボロになっているようで、まさに「へたり」という現象ですね。
経年劣化といえば経年劣化で、コストのかかっていない座椅子なんかでは私も経験しました。
しかし、座椅子なんかと違って結構な値段の車ではあまり聞かない症状ですし、あってはならない問題だと思います。
原因はシートと表皮の接着不良とクッションの強度不足
エクストレイルT32のシートへたりの原因はシートと表皮の接着不良だそうです。
比較的年数の経っていない車両でも発生しているのでクッションの材質の問題かと思いましたが、確かにすべての車両で発生しているわけではありません。
シートと表皮の接着不良でクッションに余計な力が働いてボロボロになっていくのでしょうか。
ただ、後述する耐作品を見ると、クッションの強度、特にサイドサポート部分のそれにも問題があるようです。
対策品はあるの?シートカバーが対策品?
では、エクストレイルT32のシートへたりの対策品はあるのでしょうか。
シートカバーが対策品という話もあるのですが、そうなのでしょうか。
- サービスキャンペーンにはなっていないが無償交換も(座面を対策品に交換)
- シートカバーが対策品になる?
サービスキャンペーンにはなっていないが無償交換も(座面を対策品に交換)
日産のサービスキャンペーンのページを見てみましたが、エクストレイルT32のシートへたりは対象になっていません。
そんな中で、ディーラーが無償修理に対応する場合もあるようです。
ただ、新車登録から3年以内で走行距離が6万キロ以内といいますから、経年劣化は対象外で、初期不良のみ対応するということなのでしょう。
この場合は座面を耐作品に交換するということなので、おそらくクッションと表皮が一体となったものかセットなのでしょう。
サイドサポートのクッションが硬くて耐久性のあるものになっているようですから、クッションそのものにも問題があったのかもしれません。
シートカバーが対策品になる?
エクストレイルT32のシートへたりは座面のクッション、それもサイドサポート部分が壊れていくわけですから、少なくともこれを交換しないと直ることはありません。
ただ、シートカバーで、シート表皮が破損したりする見栄えの悪さはごまかしてくれますし、サイドサポート部分に余計な力がかかるのを少しは防いでくれるかもしれません。
エクストレイルでへたりが出るのは合成皮革シートで本革ではありませんから装着上の問題はありません(本革シートにシートカバーはNG)。
クラッツィオの適合検索でも「OK」が出ているので装着は可能ですが、ファブリックのシートほど変形しないので、装着はシビアになります。
ここでは防水性能を活かす意味でも、クラッツイオの合成皮革のプライムタイプのシートカバーを紹介しておきましょう。
税・送料込みで5人乗り用が33,980円、7人乗り用が34,925円です。
《5人乗り用》
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《7人乗り用》
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安いものなら1万円台のものもありますが、エクストレイルなのでこのくらいのグレード感でしょう。
もう1万円も出せば本革シートも手に入りますから、防水性能が不要(本革は水に弱い)ならその選択もあるでしょう。
修理するとしたら費用はどれくらい?
エクストレイルT32のシートへたりはある程度年数が経過した車両の場合が多く、無償修理に該当する場合は少ないものと思われます。
その場合は修理するしかありませんが、これが結構な金額なのです。
へたりがシートクッションに止まる場合は対策品のクッションだけの交換なので2万円~2万5千円程度で修理可能なようです。
これがシート表皮の交換までするとなるとプラス3万5千円から4万円、総額6万円を超える大出費になってしまいます。
この症状はエクストレイルT32の持病のようなもので、場所もわかっていますから、可能であれば無償修理期間中に発見しましょう。
また、修理するならクッションの交換だけですむ段階で対応することを強くおすすめします。
まとめ
エクストレイルT32のクッションのへたりは経年劣化と言えなくもないタイミングで発生するので始末が悪いですね。
トヨタの塗装剥がれのように大変な騒ぎにはなっていませんから、サービスキャンペーンの適用もしないのでしょう。
T33の場合は表皮がファブリックかテーラーフィットで材質が違いますし、オプションの防水シートもいくら何でも対策が講じられているものと思われます。
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しかし、人気車の値引きやモデルチェンジ直後は各メーカーともに大きくありません。値引かなくても売れますからね。
だからといって、諦める必要はありません。
方法はあるのです。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので確認してみて下さい。
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