カローラツーリングハイブリッドの実燃費は悪い?燃費を良くする方法はある?

カローラツーリングは販売打数の8割をハイブリッド車が占めるほどハイブリッドの人気の高い車です。

ただ、そのハイブリッドの燃費が悪いという話もあるのです。

ここでは、カローラツーリングハイブリッドの実燃費は言われるように悪いのか、ライバル車とも比較しながらチェックします。

また、カローラツーリングハイブリッドの燃費を良くする方法はあるのでしょうか。

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カローラツーリングハイブリッドの実燃費は悪いのかチェック!

まず、カローラツーリングハイブリッドのカタログ燃費と実燃費をチェックしてみます。

そして、実際に悪いのか、ライバル車とも比較してみましょう。

  1. カローラツーリングハイブリッドのカタログ燃費と実燃費
  2. ライバル車と比較

カローラツーリングハイブリッドのカタログ燃費と実燃費

まず、カローラツーリングのカタログ燃費と実燃費をお示ししておきます。

区分 ガソリン車(2WD) ハイブリッド車(2WD) ハイブリッド車(4WD)
WLTCモード燃費 17.8~19.1km/L 27.3~29.5km/L 24.9~27.8km/L
市街地モード 130~13.6km/L 26.2~28.1km/L 23.3~25.8km/L
郊外モード 18.5~19.9km/L 30.1~33.1km/L 26.5~30.3km/L
高速道路モード 20.5~22.4km/L 26.2~28.2km/L 24.7~27.2km/L
実燃費 16.0km/L(?) 23.3km/L 21.8km/L

ガソリン車の実燃費は2022年10月にマイナーチェンジしたばかりなので、実燃費のデータがありません。

主題のハイブリッドモデルではないので、マイナーチェンジ前の1.8L、1.2Lターボエンジンの乖離率87%で試算していますが、大きくは変わらないと思われます。

ハイブリッドモデルはWTLCモード燃費自体も悪くありませんし、乖離率は82~83%と良好です。

これだけをみるとカローラツーリングハイブリッドの実燃費は悪いとは言えないようです。

ライバル車と比較

カローラツーリングハイブリッドのライバル車はいません。

それでは記事になりませんのでカテゴリーは違いますが日産のキックスと、2022年8月に生産終了となったホンダのシャトルと比較してみましょう。

 

区分 カローラクロス キックス シャトル(生産終了)
2WD 4WD(E-Four) 2WD 4WD 2WD 4WD
WLTCモード燃費 27.3~29.5km/L 24.9~27.8km/L 23.0km/L 19.2km/L 29.8~25.2km/L 20.4~22.0km/L
市街地モード 26.2~28.1km/L 23.3~25.8km/L 23.2km/L 18.7km/L 18.6~20.6km/L 17.3~18.2km/L
郊外モード 30.1~33.1km/L 26.5~30.3km/L 25.3km/L 20.7km/L 23..9~27.1km/L 21.3~23.0km/L
高速道路モード 26.2~28.2km/L 24.7~27.2km/L 21.6km/L 18.5km/L 24.4~2.8km/L 21.8~23.4km/L
実燃費 23.3km/L 21.8km/L 17.3km/L 16.1km/L 22.1km/L 19.4km/L

完全にシリーズ式のキックスについてはWLTCモード燃費も実燃費も勝負になりません

シャトルハイブリッドシステムが高性能なe:HEVではなくSPORT HYBRID i-DCDなのにカタログ燃費でも実燃費でも大きな差はありません

カローラツーリングが実燃費では10%前後いいのですが、e:HEVを採用したらわからなかったですね。

ライバル車との比較でもカローラツーリングハイブリッドの実燃費が悪いとは言えないようです。

カローラツーリングハイブリッドの燃費を良くする方法は?

カローラツーリングハイブリッドの燃費は悪くはなく、むしろ良好ですが、より良くする方法はあります。

  1. エンジン走行とモーター走行をうまく切り替える
  2. 回生ブレーキで電気を積極的に貯める
  3. エコドライブモードを使用する
  4. ハイブリッドシステムインジケーターを使う
  5. エンジンブレーキがかかるBレンジはむやみに使わない
  6. 距離が長くても急な上り坂がなく停車が少なくてすむ道を選ぶ

エンジン走行とモーター走行をうまく切り替える

カローラフィールダーのハイブリッドの燃費がいいのは、バッテリーに電気があるときはエンジンを止めてモーターだけで走れるからです。

それと、ガソリン車の効率が極度に悪い発進加速時にモーターアシストして効率を改善するからです。

このため、ある程度加速して定速走行に移行したら、適度にアクセルの踏み込みと緩めることを繰り返すのです。

アクセルを緩めればモーター走行になりエンジンが止まり回生しますし、いずれバッテリーの電気が無くなりますから、アクセルを踏んでエンジンで走行しながら電気を貯めるのです。

これを意識的に繰り返すことによって燃費は向上するのです。

この走行中にアクセルを緩めるという方法は普通のガソリン車でも燃料消費がゼロになるのでおすすめめですよ。

回生ブレーキで電気を積極的に貯める

カローラハイブリッドの燃費がいい理由のもう一つは回生ブレーキによるエネルギーの回収です。

カローラハイブリッドは日産のe-Powerやライズのハイブリッドシステムのようにアクセルを緩めるだけでは強い回生ブレーキは働きません

フットブレーキを踏み込むと、最初は回生ブレーキが効いて、さらに踏み込むと物理的なブレーキが効く仕組みです。

このため、坂道などではエンジンブレーキで減速するのではなく積極的にブレーキを使うべきですし、ブレーキパッドが摩耗する心配も無いのです。

また、停車するまでにしっかり回生エネルギーを貯めて停車時や発進時のための電気を蓄えておくような運転も重要です。

エコドライブモードを使用する

カローラツーリングハイブリッドにはノーマルモード、スポーツモード、エコドライブモードの3つのドライブモードがあります。

引用元:https://manual.toyota.jp/corollatouring/

エコドライブモードにすると、通常よりアクセルの踏み込みに対するトルクの発生がゆるやかになり、エアコンの作動を抑えてくれるので、燃費向上につながるのです。

切り替えはドライブモードセレクトスイッチを前後に操作し、マルチインフォメーションディスプレイ表示からドライブモードを選択すればいいのです。

ハイブリッドシステムインジケーターを使う

カローラツーリングハイブリッドにはハイブリッドシステムインジケーターというものが付いています。

引用元:https://manual.toyota.jp/corollatouring/

Bがハイブリッドシステムインジケーターとエコアクセルガイドで、ここで、アクセルの踏み方がエコ運転範囲か、あるいはチャージ中かということがわかるのです。

また、Cはエコジャッジで、エコ発進、安定走行、エコ停車という3つのポイントで走行状況をそれぞれ5段階で評価し、停車するたびに100点満点で採点結果を示してくれます。

これに加えて瞬間燃費、平均燃費も示してくれますから、これを意識するだけで燃費改善が図れるのです。

エンジンブレーキがかかるBレンジはむやみに使わない

カローラハイブリッドのシフトモードには「B」というものがあって、急な下り坂など強いエンジンブレーキが必要なとき使うことになっています。

もちろん、そういうシチュエーションでは使うべきですが、短い下り坂ならブレーキを踏んで回生エネルギーを得た方がいいですし、Dレンジでも回生ブレーキは働きます

「B」レンジではこうした回生ができなくなってもったいないのです。

距離が長くても急な上り坂がなく停車が少なくてすむ道を選ぶ

カローラツーリングハイブリッドに限らず、ハイブリッド車が苦手とするのは超高速走行と長い上り坂です。

こういうシチュエーションはモーターが苦手な上に電気を使い尽くしてエンジンだけの走行になるのですが、発電に適したようにチューニングされたエンジンは非力で、とても効率が悪いのです。

超高速運転はアクセルを踏まなけれないいのですが、坂道は避けられれば避けたほうがよく、多少遠回りしても極端なボトルネックは回避した方がいいのです。

また、ハイブリッド車でもなるべく止まらないで走った方が燃費がいいわけですから、近くても信号が多くて混んだ道よりは少し遠くても停車が少ない道がいいのは当然のことです。

まとめ

カローラツーリングハイブリッドはエンジンこそ1世代前のものですが、成熟したシステムのおかげか、燃費は決して悪くはありません。

また、シリーズハイブリッドより燃費がいいのは予想できることですし、実際、他社の同クラスのSUVのハイブリッドより良好です。

ただ、そんなカローラツーリングハイブリッドの燃費も走り方次第でずいぶん変わってきますので、少しだけ工夫してエコ運転してみませんか。

ただし、車の流れを乱すような独りよがりのエコ運転は迷惑ですし、極端に緩やかな加速なんかは決してエコではないのですよ。

 

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