ライズは運転しにくい車?運転しやすさを左右するのは後方視界?

街を走っていると白のライズをとてもよく見かけます。

やはり相当なベストセラーカーなのです。

ただ、このライズ、運転しにくい車という見方もあるようなのです。

ここでは、ライズが運転しにくい車と言われている理由をまずチェックしていきます。

運転しやすさを左右するのは後方視界と言いますので、そのあたりを重点的にチェックしておきましょう。

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ライズが運転しにくい車と言われている理由

まず、ライズが運転しにくい車と言われている理由を考えていきましょう。

  1. 大きくて運転しにくそうに見える
  2. 見切りが悪い
  3. 左前方視界が悪い
  4. 後方視界は最悪
  5. パノラミックビューはオプションでXには装着不可

大きくて運転しにくそうに見える

ライズが運転しにくそうに見えるのは、見た目が大きく見えるせいです。

引用元:https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/36254806.html

確かに、街で見かけても大きく見えて二回りくらい大きな車と勘違いしてしまいそうですものね。

ただ、実際には全長×全幅×全高=3,995×1,695×1,620mmですから、全高以外はヤリスと大差ないのです。

大きすぎて運転しにくいと思う方も多いようですが、少なくともこの大きさで運転しにくければ、運転できる車はほとんどありません

見切りが悪い

ライズの場合、全高は高いのですが、座席位置の関係で前方や左側方の視界が悪いと言われています。

まるでミニバンのようだという評価もあるくらいで、車の近くに小さいお子さんでもいると不安でいっぱいになります。

また、見切りが悪いということは、車幅感覚などにも影響しますから、運転しにくさを感じることは間違いないでしょう。

左前方視界が悪い

また、左前方の視界はあまり良くないという評価もあります。

ライズの場合、ルームミラーの位置が比較的顔に近いようです。

引用元:https://toyota.jp/yariscross/ https://toyota.jp/raize/

このため、左方向に進路を変えるときなんかは、このルームミラーが死角になって見える範囲がかなり狭くなるといいます。

これは少し運転しにくいと言ってもいいかもしれませんね。

後方視界も良くない

ライズの場合、後方視界も良くないといいますが、これは後段で詳細に説明しておきましょう。

パノラミックビューはオプションでXには装着不可

見切りの悪さや後方視界の悪さはパノラミックビューで劇的に改善されます。

引用元:https://toyota.jp/raize/

ライズの場合、パノラミックビューはオプションです。

しかも、ベースグレードのXにはオプションですら装着できないのです。

ブラインドスポットモニターやリヤクロストラフィックアラートも視界の悪さをカバーするのに有効ですが、これも同様です。

これはヤリスクロスあたりでも同様なのですが、できれば標準装備、でなくてもオプションでは全グレード装着可能にしてほしいものです。

運転しやすさを左右する後方視界はどう?

ライズの場合、運転しやすさを左右するという後方視界はどうなのでしょうか。

  1. 運転しやすさを左右するのは後方視界なの?
  2. ライズの後方視界は良くはない
  3. C-HRやヤリスクロスよりはマシ

運転しやすさを左右するのは後方視界なの?

自動車の運転のしやすさを左右する大きな要因は車の大きさと後方視界です。

もちろん前方視界は何よりも重要ですが、さすがに車によって大きな差はありません。

ただ、サイズが大きくなるととたんに運転は難しくなりますし、後方視界が悪いと苦手な方の多い駐車でとても苦労し、安全性にも大きな影響があるのです。

そして、この後方視界、デザインを優先するあまり恐ろしく悪い車もありますから、そうなると運転するのが嫌になるくらいなのです。

ライズの後方視界は良くはない

ライズの後方視界はいいとは言えません。

リアクオーターウインドウはあるにはありますがとても小さく、Cピラーが太いので死角がかなり大きくなります。

引用元:https://toyota.jp/raize/

リアから見ると、リアガラスからサイドに回り込むようにウインドウがあるように見えますが、ちっちゃな窓があるだけなのです。

引用元:https://toyota.jp/raize/

この青で塗ったところがリアクオーターウインドウ、小さいでしょう。

引用元:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/rocky/

Cピラーというのは難しくて、車のデザインで大きく変わりますし、細くすれば後方視界は良くなるものの強度は落ちてしまいます。

ミニバンの場合は大きなリアクオーターウインドウがあるので視界はしっかり確保できますが、デザイン上の制約の大きいSUVではともすれば後方視界は犠牲になってしまうのです。

C-HRやヤリスクロスよりはマシ

ただ、同じトヨタのSUVでもC-HRやヤリスクロスよりはマシでしょう。

引用元:https://toyota.jp/c-hr/ https://toyota.jp/yariscross/

C-HRの場合はテールに向かってルーフを絞っているので、Cピラーが巨大で、しかもリアウインドウの傾斜も緩やかなので、後方視界は絶望的に悪いことは画像からもわかります。

ヤリスクロスの場合はリアウインドウがライズより少し後ろまで伸びていますが、テールを絞っているので上下に狭くなっていますし、リアクオーターウインドウはありません

リアウインドウもルーフが下がっている影響で傾斜が緩やかですし、上下方向の高さもライズに比べると明らかに低いのです。

まとめ

ライズの運転が難しいと思われているのは、見た目が大きく見えるからではないでしょうか。

サイズ的にはヤリス程度のものですし、SUV特有の見切りの悪さ、後方視界の悪さはありますが、他のSUVと比べれば問題があるとは思えません。

ただ、背が低いなど体格によっては十分な視界が確保できないこともあり得るので、購入前の試乗は運転される可能性のある方と一緒にしておいたほうがいいと思いますよ。