プリウスの30型は売れに売れた3代目で、中古車市場でもコンディションのいい車が多数流通しています。
ただ、問題はいくつかグレードがあることで、どれを選ぶか悩んでしまいます。
また、前期と後期で少し違いがあるので、どちらを選ぶかも悩ましいところです。
ここでは、プリウス(30型)を買うならどのグレードなのかをまず考えていきます。
そして、前期と後期を選ぶならどっちかも、あわせてチェックしておきましょう。
新車を安く購入する値引以外の方法!
新車を購入する時、「出来るだけ安く購入したい!」と思いませんか?
昨今の新車は安全装備の充実等により軽自動車でも200万円超えは珍しくありませんし、以前では300万円台の車種も500万円以上に価格が跳ね上がっていることも珍しくなくなりました。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
出金を減らす手段は「値引き」だけではありません。
人気車種やモデルチェンジ直後など例え値引きが渋くても諦める必要はありません。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので一度確認してみて下さい。
プリウス(30型・30系)を買うならどのグレードにする?
まず、プリウス(30型・30系)を買うならどのグレードにするかですが、グレードの簡単な違いも含めて説明していきましょう。
- プリウス(30型・30系)のグレード
- どのグレードがおすすめ?
プリウス(30型・30系)のグレード
プリウス(30型・30系)のグレードを簡単に説明しておきましょう。
L
プリウス30型のベースグレードで、カタログ燃費の一番いいグレードです。
装備もシンプルで、このグレードだけフォグランプもリアワイパーも無くオプションですら選べません。
そのかわり他グレードではオプションのフロアアンダーカバーを標準装備し、吸音材やシートリフターの省略などによる軽量化で低燃費を実現しています。
オーディオ、リモコンキーといった基本装備もありません。
タイヤサイズは185/65R15で、上級グレードより幅が10センチ小さいのですが、これは燃費対策と思われ、ホイールサイズやアルミホイール&ホイールキャップのデザインは同じです。
S
プリウスの実質的なベースモデルで、このグレードからはCD+AM/FMのカーオーディオ、リアワイパー、フロントフォグランプも標準装備です。
大型のコンソールボックスやシートリフター、スマートエントリーシステムなどの装備はちゃんとついています。
ただ、上級グレードに比べるとウレタンのステアリングホイールだったり、クルーズコントロールが付いていなかったりと、いささか装備が質素です。
また、ツーリングセレクションのように17インチの45扁平タイヤやLEDヘッドライトは無くて、195/65R15のタイヤ&アルミホイールにハロゲンのプロジェクター式ヘッドライトです。
Sツーリングセレクション
基本的にSの装備ですが、ツーリングセレクションになると215/45R17のタイヤ&アルミホイールとLEDヘッドライトが付いてきます。
フロアアンダーカバーとリアバンパースポイラーも付いてきますが、見た目ではあまりわかりません。
215/45R17のタイヤ&ホイールは専用チューンドサスペンションともあいまって走行性能は向上させてくれますが、乗り心地、燃費ではマイナスに働くかもしれません。
見た目は扁平率が全く違うので好きな人にはかっこいいと思います。
G
Gは上級グレードになるので本革巻きステアリングホイールにシート地のファブリックも上質なものになります。
クルーズコントロールも標準装備で、14万円出せばプリクラッシュセーフティシステムとレーダークルーズコントロールが付けられたのでオプションで選んだ方も多いかもしれません。
スマートエントリーシステムもSの運転席だけから、助手席、バックドアにも対応しますし、イルミネーテッドエントリ-シス テムもルームランプだけでなくフロント足元ランプが加わります。
Gツーリングセレクション
Gの装備に215/45R17のタイヤ&アルミホイールとLEDヘッドライト、専用チューンドサスペンションが付いてきます。
もちろん、フロアアンダーカバーとリアバンパースポイラーも付いてきます。
おそらく、普通に買う最上級グレードです。
Gツーリングセレクション・レザーパッケージ
圧倒的な豪華装備です。
Gツーリングセレクションに加わるものは以下のようなものです。
- 本皮シート
- プリクラッシュセーフティシステム
- レーダークルーズコントロール
- HDDナビゲーションシステム
- タッチトレーサーディスプレイ
- インデリジエントパ ーキングアシスト
- ヘッドアップディスプレイ(オプション)
とても装備は充実していますが、Gツーリングセレクションより前期モデルで57万円、後期モデルで62万円高になっています。
特別仕様車
プリウスにはいくつか特別仕様車も登場しました。
- EX:ビジネスユースの廉価版でフロントグリルがボディカラー同色、ホイールキャップもオプション
- S LEDエディション G LEDエディション:トヨタのハイブリッド車国内累計販売100万台達成記念で、LEDヘッドライトに加え専用シート
- Sツーリングセレクション・G’s:専用のバンパーや大径マフラー、フロントLEDイルミネーションビームやブラック加飾のヘッドランプ・リヤコンビネーションランプ、18インチアルミホイールを採用
- マイコーデ:シートカラーやインテリア加飾、外板色、エクステリア加飾を選択可能としたセミオーダーシステムを採用
Sツーリングセレクション・G’sはコイルスプリングやショックに専用チューニングを施したサスペンションを採用し、メンバーブレースの採用やスポット溶接打点の追加などでボディ剛性も向上させています。
しかし、魅力はこのかっこよさですね。
Sツーリングセレクション・G’s 引用元:https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/21780858.html
どのグレードがおすすめ?
プリウスの買取相場をみてみると、Lは不人気ですね。
また、SとGは同程度、ツーリングセレクション系は少し人気が高いようです。
中古車市場では普通は上級グレードの方がリセールが悪い場合が多いのですが、プリウスについてはGツーリングセレクション・レザーパッケージ以外は好調です。
Gツーリングセレクション・レザーパッケージはさすがに高すぎるので、中古車市場ではあれだけの価格差は維持できないのでしょうね。
人気からすればツーリングセレクションなのですが、前期で25万円、後期で20万円の差があまり縮まっていないようです。
となると、ここはツーリングセレクションを選択肢から外すことも考えてみるべきでしょう。
となるとSかGなのですが、最もよく売れたSはタマ数も多く、豪華さはないにしろ装備的には全く問題ありません。
これが、探せば30万円以下で見つけることができます。
また、値落ちの大きさはGツーリングセレクション・レザーパッケージです。
10万キロ未満で50万円を切る価格で手に入りますからお買い得かもしれませんよ。
プリウス(30型・30系)の前期と後期を選ぶならどっち?
もう一つはプリウス(30型・30系)の前期と後期を選ぶならどっちかです。
違いは「プリウス(DAA-ZVW30)のグレードの見分け方は?前期と後期の見分け方についても」に書いています。
見た目の大きな違いは、フロントグリルとポジションランプ、フォグランプです。
前期 | 後期 |
引用元:http://www.toyota-catalog.jp/catalog/
プリウス30型については、前期モデル、後期モデルとも年間30万台販売を達成していることからわかるようにどちらもよく売れています。
そんな中で、どちらが人気かというと、どちらかといえば後期モデルと言われています。
もちろん、中古車で買うなら前期モデルの方が安いのは事実です。
ただ、どんな車でもモデル期間が長い方が品質は安定するものです。
プリウス30型の場合はボディ開口部のスポット溶接箇所が増え、ボディ剛性も向上しています。
また、吸音材の充実により静粛性もアップし、入力分離型アッパーマウントの採用やショックアブソーバーの変更により乗り心地も改善しているのです。
後期モデルでは上級モデルには雨滴感知式ワイパーが搭載されるなど、装備が微妙に拡充しています。
車両接近通報装置というモーター走行時に音を出して安全性を確保する装置も追加され、安全面を考えれば有用な装置ですが、嫌がる方もおられるかもしれません。
ただ、こうした装備面の拡充を考えれば、少し割高でも後期モデルを選ぶのが賢明ではないでしょうか。
まとめ
プリウス30型は販売当時も人気がありましたが、中古車市場でも人気が高いようです。
それは、30型の後継モデルの50型の好みが分かれるスタイリングのせいかもしれませんが、やはりスタイリングの良さと性能に対する信頼性の高さなのでしょう。
プリウスの場合、駆動用バッテリーを交換しても十数万円しかかかりませから、30型を買っても、長く乗れそうですものね。
プリウスを限界値引きから更に安く購入する方法!
プリウスを新車で購入する時、「出来るだけ安く購入したい!」と思いませんか?
プリウスもフルモデルチェンジを果たし、最上級グレードの車両本体価格が約460万円とかなりの高額になっています。
プリウスには補助金があるとはいってもなかなかの高額です。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
例えば、出金を減らす手段として思い浮かべるものは「値引き」ではないでしょうか?
確かに値引き額が大きくなればなるほど出金を減らすことは出来ます。
しかし、人気車の値引きやモデルチェンジ直後は各メーカーともに大きくありません。値引かなくても売れますからね。
だからといって、諦める必要はありません。
方法はあるのです。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので確認してみて下さい。
一度、知っている方法か確認してみても損することはありませんよ!
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