プリウス(DAA-ZVW30)の30系は、トヨタのエコカーの象徴として、数多くのドライバーに支持されててきました。
その人気の秘密は、先進のハイブリッド技術による高い燃費性能と、幅広いニーズに応える豊富なグレード展開にあります。
今回は、これらのプリウス30系のグレードの見分け方にフォーカスし、特に人気のあるSグレードとSツーリングセレクションの違い、さらには前期後期の違いやグレード間の違いについてもお伝えします。
これから中古車のプリウス30系を購入する方、または自分の車がどのグレードか気になっている方にとって、この記事が役立てば幸いです。
- プリウス(DAA-ZVW30)のモデル概要とその販売期間
- プリウス(DAA-ZVW30)の各グレードの特徴と見分け方
- プリウス(DAA-ZVW30)の前期と後期モデルのデザイン上の違い
- 特別仕様車やグレードごとの装備差
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昨今の新車は安全装備の充実等により軽自動車でも200万円超えは珍しくありませんし、以前では300万円台の車種も500万円以上に価格が跳ね上がっていることも珍しくなくなりました。
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詳細を下記の記事で説明していますので一度確認してみて下さい。
プリウス(DAA-ZVW30)とグレードの見分け方
まず、プリウス(DAA-ZVW30)を簡単に紹介したうえで、グレードの見分け方を説明していきましょう。
- プリウス(DAA-ZVW30)とは
- プリウス(DAA-ZVW30)のグレード
- グレードの見分け方
プリウス(DAA-ZVW30)とは
プリウス(DAA-ZVW30)はプリウスの3代目です。
2009年から2015年まで販売され、2010年は315,669台、2012年は317,675台と30万台を上回るという歴代プリウスの中でも圧倒的なセールスを誇っていました。
エンジンは1.8Lに拡大され、ほぼ今のプリウスのメカニズムを確立した車でもあります。
JC08モード燃費は低燃費仕様のLで32.6km/L、その他のグレードでも30.4km/Lに達するという当時では画期的な燃費でした。
2代目の「トライアングル・シルエット」、ようするにウエッジシェイプを引き続き採用しています。
引用元:http://www.toyota-catalog.jp/catalog/
2009年5月に発売されたのですが、あまりに長い納車待ちに、年度末までのエコカー補助金の申請に間に合わないということが大きな話題になったものです。
プリウス(DAA-ZVW30)のグレード
プリウス(DAA-ZVW30)のグレード構成は以下のとおりです。
前期 | 後期 | ||
---|---|---|---|
モデルチェンジ時(2009年5月) | 追加 | マイナーチェンジ時(2011年12月) | 追加 |
L | 特EX(2009年6月) | L | Sマイコーデ(2012年10月・2014年4月・8月) |
S | 特S LEDエディション( 2010年11月・2011(年8月) | S | Sツーリングセレクション・マイコーデ(2012年10月・2014年4月・8月) |
Sツーリングセレクション | 特G LEDエディション( 2010年11月・2011(年8月)) | Sツーリングセレクション | 特Sツーリングセレクション・G’s(2014年4月) |
G | G | ||
Gツーリングセレクション | Gツーリングセレクション | ||
Gツーリングセレクション・レザーパッケージ | Gツーリングセレクション・レザーパッケージ | ||
特Sツーリングセレクション・G’s |
前後期ともL、S、Gの基本グレードにLEDヘッドランプ、フロアアンダーカバー、リアバンパースポイラー、215/45R17タイヤ&アルミホイールを装着したツーリングセレクションがS、Gに設定されました。
本革仕様のGツーリングセレクション・レザーパッケージにはプリクラッシュセーフティシステム+レーダークルーズコントロール、HDDナビゲーションシステム(6スピーカー仕様)なども装備されました。
EXは189万円というビジネスユースの廉価版でしたが、SとGのLEDエディションはトヨタのハイブリッド車国内累計販売100万台達成記念で、LEDヘッドライトに加えシートなども専用のものでした。
Sツーリングセレクション・G’sは専用のバンパーや大径マフラー、フロントLEDイルミネーションビームやブラック加飾のヘッドランプ・リヤコンビネーションランプ18インチアルミホイールを採用しました。
マイコーデはシートカラーやインテリア加飾、外板色、エクステリア加飾を選択可能としたセミオーダーシステムを採用していました。
グレードの見分け方
そこで、プリウス(DAA-ZVW30)のグレードの見分け方です。特別仕様車まで含めると煩雑になるので、標準グレードについて説明していきましょう。
Lの見分け方
Lの見分け方は簡単です。
プリウス(DAA-ZVW30)の中でLだけはフォグランプが無く、オプションでも設定できないからです。
このため、フォグランプ部分が目隠しのパネルで覆われています。
また、リアワイパーもありませんので、後方からも見分けがつくはずです。
Sの見分け方
Lとの違いはフォグランプとリアワイパーがあることです。
上級グレードのGとは外観では見分けが付きません。
ただ、Gはステアリングホイールが本革巻きで、Sはウレタンなので、車内を覗けば簡単に見分けがつきます。
また、Sはオプションでもクルーズコントロールが付いていないのでステアリングホイールのところの操作スイッチでも見分けられます。
さらに、Sツーリングセレクションは215/45R17のタイヤ&アルミホイールで195/65R15のSとはホイールサイズも扁平率も全く違います。
S(前期) | Sツーリングセレクション(前期) |
引用元:http://www.toyota-catalog.jp/catalog/
ヘッドライトもSツーリングセレクションはLED、Sはプロジェクター式ハロゲンなので明らかに違います。
S(前期) | Sツーリングセレクション(前期) |
引用元:http://www.toyota-catalog.jp/catalog/
ツーリングセレクション系にはフロアアンダーカバー、リアバンパースポイラーも付いているのですが、黒いパーツで車体の下部なので、見つけるのは難しいと思います。
Sツーリングセレクションの見分け方
LやSとの違いは前述のとおりです。
上級グレードになるGやGツーリングセレクションとの違いはステアリングホイールが本革巻かどうか、クルーズコントロール操作スイッチがあるかどうかでしょうね。
Gの見分け方
下位グレードとの見分け方はステアリングホイールが本革巻かどうか、クルーズコントロール操作スイッチがあるかどうかですね。
また、Gツーリングセレクションとの見分け方はSとSツーリングセレクションと同じでヘッドライトとタイヤ&ホイールです。
GツーリングセレクションとGツーリングセレクション・レザーパッケージの見分け方
GツーリングセレクションとGツーリングセレクション・レザーパッケージは外観では見分けは困難です。
ただ、内装は下位グレードがファブリックなのに対してGツーリングセレクション・レザーパッケージはその名のとおり本革なので高級感が段違いです。
また、レーダークルーズコントロールやHDDナビゲーションシステムやタッチトレーサーディスプレイ、 インデリジエントパーキングアシストも標準装備です。
ただ、本革シート以外はオプション設定可能なグレードもありますので、決め手はレザーシートですね。
プリウス(DAA-ZVW30)の前期・後期の違いと見分け方
では、プリウス(DAA-ZVW30)の前期・後期の見分け方を見ていきましょう。
- フロントの違いと見分け方
- リアの違いと見分け方
- ホイールの違いと見分け方
フロントの違いと見分け方
プリウス(DAA-ZVW30)の前期・後期の違いはフロントを見ればすぐにわかります。
前期 | 後期 |
引用元:http://www.toyota-catalog.jp/catalog/
フロントバンパーのロアグリルの面積が前期に比べて後期の方が大きくなっているのがわかると思います。
ウインカーライトは前期は縦長の長方形ですが、後期型はくさび型になっています。
フォグランプも、前期はウインカーライト下部に組み込まれていましたが、後期ではロアグリルの中に移っています。
ここまで変わっていたら一目で見分けがつくはずです。
リアの違いと見分け方
プリウス(DAA-ZVW30)の前期・後期の違いはリアを見てもわかります。
前期 | 後期 |
引用元:http://www.toyota-catalog.jp/catalog/
マイナーチェンジで手を入れるのは目立つフロントが中心で、リアはバンパーやプレスに影響しないテールランプの意匠変更が定石です。
プリウス(DAA-ZVW30)の場合も同じクリア系でもテールランプ内部のレイアウトやデザインが変更され、赤い部分が後期ではL字型のデザインになっています。
ホイールの違いと見分け方
プリウス(DAA-ZVW30)の前期・後期の違いはホイールを見てもある程度わかります。
前期15インチホイール | 後期15インチホイール |
このように15インチホイールは明らかにデザインが変わっています。
ただ、ある程度と言ったのは、ツーリングセレクション系の17インチは変わっていないからで、こちらについてはホイールでは見分けはつきません。
まとめ:プリウス(DAA-ZVW30)のグレードの見分け方は?前期と後期の違いについても
プリウス(DAA-ZVW30)の場合、標準グレードとツーリングセレクション系の違いはホイールサイズ、ヘッドライトでわかりますし、S、Gの違いも革巻きステアリングホイールでわかります。
6つグレードがあるものの、比較的見分けがつきやすいと思われます。
前期、後期の見分け方もはっきりしていますので、信号待ちの間に、対向車線のプリウス(DAA-ZVW30)のグレードや前期、後期の別を確認するのも面白そうですね。
最後にこの記事でお伝えした内容のポイントを簡単にまとめました。
- プリウス(DAA-ZVW30)は2009年から2015年まで販売されたプリウスの3代目である
- グレードはL、S、Gが基本で、ツーリングセレクションやレザーパッケージなどのバリエーションが存在する
- Lグレードはフォグランプが無く、リアワイパーもない
- Sグレードはフォグランプとリアワイパーが装備されているが、クルーズコントロールはない
- Gグレードはステアリングが本革巻きで、クルーズコントロールが標準装備されている
- マイコーデではシートカラーやインテリア加飾を選択可能
- 前期と後期の違いはフロントバンパー、ウインカーライト、フォグランプの配置で見分けることができる
- 後期モデルはリアのテールランプデザインがL字型に変更されている
プリウスを限界値引きから更に安く購入する方法!
プリウスを新車で購入する時、「出来るだけ安く購入したい!」と思いませんか?
プリウスもフルモデルチェンジを果たし、最上級グレードの車両本体価格が約460万円とかなりの高額になっています。
プリウスには補助金があるとはいってもなかなかの高額です。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
例えば、出金を減らす手段として思い浮かべるものは「値引き」ではないでしょうか?
確かに値引き額が大きくなればなるほど出金を減らすことは出来ます。
しかし、人気車の値引きやモデルチェンジ直後は各メーカーともに大きくありません。値引かなくても売れますからね。
だからといって、諦める必要はありません。
方法はあるのです。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので確認してみて下さい。
一度、知っている方法か確認してみても損することはありませんよ!
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