プリウスがうれしいのは燃費だけでなく税金面でも結構な恩恵を受けるところです。
購入時の環境性能割や重量税はかかりませんし、車検ごとに払う重量税も安くてすみます。
以前は1回限りとはいえ自動車税も減税されていました。
ところが、恩恵はそれだけではないと言います。
古くなると高くなる自動車税や重量税もプリウスの場合、10年落ちでも税金は増税はなく、13年超でも自動車税は変わらないというのです。
ここでは、まず、その前提となる自動車税・重量税の古い車体への重課措置について説明していきます。
そして、プリウスは10年落ちでも増税がなく、13年超でも自動車税は同額なのかというあたりも見ていきましょう。
新車を安く購入する値引以外の方法!
新車を購入する時、「出来るだけ安く購入したい!」と思いませんか?
昨今の新車は安全装備の充実等により軽自動車でも200万円超えは珍しくありませんし、以前では300万円台の車種も500万円以上に価格が跳ね上がっていることも珍しくなくなりました。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
出金を減らす手段は「値引き」だけではありません。
人気車種やモデルチェンジ直後など例え値引きが渋くても諦める必要はありません。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので一度確認してみて下さい。
自動車税・重量税の重課措置について
まず、年数が経過した車に対する自動車税・重量税の古い車体への重課措置について説明していきましょう。
- 自動車税の重課措置というのはどういうもの?
- 重量税の重課措置というのはどういうもの?
自動車税の重課措置というのはどういうもの?
2001年にグリーン化特例が開始されました。
これは、排出ガス及び燃費性能の優れた環境負荷の小さい自動車に対する自動車税の軽減措置と思われています。
ただ、それでは都道府県の貴重な財源である自動車税の総額が減りますから、地球温暖化対策と大気汚染対策を目的として、税収中立の考え方の下、軽課措置と重課措置が同時に導入されたのです。
開始時には減税額が大きかったので、2014年に重課措置の上乗せ率を引上げています(概ね10%から概ね15%)。
というわけで、 ガソリン車とLPG車は13年超、 ディーゼル車 は11年超になると、15%ほど自動車税が高くなるのです。
排気量 | 2019年9月30日までの新車登録 | 2019年10月1日以降の新車登録 | 自動車税の重課措置(15%増額) |
---|---|---|---|
1.0リッター以下 | 29,500円 | 25,000円 | 33,900円 |
1.0リッター超〜1.5リッター以下 | 34,500円 | 30,500円 | 39,600円 |
1.5リッター超〜2.0リッター以下 | 39,600円 | 36,000円 | 45,400円 |
2.0リッター超〜2.5リッター以下 | 45,000円 | 43,500円 | 51,700円 |
2.5リッター超〜3.0リッター以下 | 51,000円 | 50,000 | 58,600円 |
3.0リッター超〜3.5リッター以下 | 58,000円 | 57,000円 | 66,700円 |
3.5リッター超〜4.0リッター以下 | 66,500円 | 65,500円 | 76,400円 |
4.0リッター超〜4.5リッター以下 | 76,500円 | 75,500円 | 87,900円 |
4.5リッター超〜6.0リッター以下 | 88,000円 | 87,000円 | 101,200円 |
6.0リッター超 | 111,000円 | 110,000円 | 127,600円 |
例えば、プリウスは3代目以降は1.5リッター超〜2.0リッター以下ですから、45,400円になり、もし重課措置が適用されるならそこそこの金額になります。
重量税の重課措置というのはどういうもの?
重量税の重課措置は自動車税とはいきさつが全く違います。
2010年度税制改正時に18年超の経年車は暫定税率(6,300円/0.5トン)の維持、それ以外は本則税率の2倍(5,000円/0.5トン)に税率の引き下げを行いました。
2022年度税制改正時に13年超の経年車は当時の税率5,000円/0.5トンを維持し、それ以外は当分の間税率(4,100円/0.5トン)を引き下げることになりました。
このように、重量税の重課措置は、自動車税のようなグリーン化を目的としたものではありません。
税率の引き下げに伴って、経年車のみ改正前の税率が適用された経緯から現在の形となっているのです。
プリウスの車両重量は1トンから1.5トンですから、本来の税額は1年間4,100円×3=12,300円です(エコカーのため実際には7,500円)。
これが、重課措置が適用されれば13年超過で15,000円に、18年超過で18,900円になるのです。
プリウスは10年落ちでも増税がなく、13年超でも自動車税は同額なの?
では、肝心のプリウスは10年落ちでも増税がなく、13年超でも自動車税は同額なのかどうかです。
- ハイブリッド車は自動車税の重課措置の対象外
- エコカーは重量税の重課措置の対象外
ハイブリッド車は自動車税の重課措置の対象外
電気自動車、燃料電池自動車、天然ガス自動車、メタノール自動車、ガソリンハイブリッド自動車は、13年経過の自動車税重課の適用外となります。
新しい車は排ガス性能や燃費が向上しているので、買い替えによって環境負荷を軽減させるというのがグリーン化税制の精神です。
ハイブリッド車については、13年経過したとしても新型の非ハイブリッド車よりは燃費がいいはずですから、さすがに買い替えを促す重課は無理と見たのでしょうね。
というわけで、プリウスは10年落ちでも、13年超でも自動車税は購入時と全く変わりません。
エコカーは重量税の重課措置の対象外
購入時にエコカーの要件を満たせば、エコカー減税をしてもらえ、エコカー減税対象車は重量税の重課措置の対象外になります。
これは、2023年12月31日までだったら2030年燃費基準の60%、2025年4月30日までなら70%、2026年4月30日までなら80%達成している必要があります。
新型プリウスは達成率100%超なので、新車購入時の重量税は全額免除ですし、エコカーですから、重量税も1年間2,500/0.5トンです。
そして、13年経過や18年経過時の重量税の重課もありません。
エコカー減税の制度自体はプリウスより歴史が浅いのですが、少なくとも2代目プリウス(20系)はエコカーとして重課を受けていないという情報が入っています。
10系については確認が取れていませんが、プリウスは10年落ちでも、13年超でも重量税は3年目車検時と変わらないと思っていいでしょう。
まとめ
13年経過、あるいは18年経過による自動車関係税の重課は、排ガス性能や燃費の向上による環境保護という大義はありますが、新車販売の促進という経済対策的な側面が強いのは間違いありません。
車を長く乗る方が環境には優しいような気もするのですが、こればかりは仕方ありませんね。
ただ、プリウスの場合はもともと環境性能が高いので、このような税金の上乗せは無く、安心して長く乗れそうですね。
プリウスを限界値引きから更に安く購入する方法!
プリウスを新車で購入する時、「出来るだけ安く購入したい!」と思いませんか?
プリウスもフルモデルチェンジを果たし、最上級グレードの車両本体価格が約460万円とかなりの高額になっています。
プリウスには補助金があるとはいってもなかなかの高額です。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
例えば、出金を減らす手段として思い浮かべるものは「値引き」ではないでしょうか?
確かに値引き額が大きくなればなるほど出金を減らすことは出来ます。
しかし、人気車の値引きやモデルチェンジ直後は各メーカーともに大きくありません。値引かなくても売れますからね。
だからといって、諦める必要はありません。
方法はあるのです。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので確認してみて下さい。
一度、知っている方法か確認してみても損することはありませんよ!
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