ホンダのハイブリッドバッテリー交換費用や寿命は車種でどれ位違う?

  • 2023年4月25日
  • 2023年3月27日
  • ホンダ

ハイブリッドといえばトヨタですが、なかなかどうしてホンダだって負けてはいません。

ただ、ハイブリッドは燃費はいいのですが、気になるのはお金のがかかりそうな駆動用バッテリーの交換費用と寿命です。

ここでは、そんなホンダのハイブリッド車のラインナップを確認し、バッテリー交換費用や寿命は車種でどれくらい違うかをチェックしておきましょう。

ホンダのハイブリッド車のラインナップとバッテリー交換費用は?

まず、ホンダのハイブリッド車のラインナップとバッテリー交換費用をチェックしておきましょう。

  1. ホンダのハイブリッド車のラインナップ
  2. 車種によるバッテリー交換費用は?

ホンダのハイブリッド車のラインナップ

まず、ホンダのハイブリッド車のラインナップを気になる

ID i-MMD 1,496cc リチウムイオン 1.1kWh(60)
フィットハイブリッド GP1/4(2010 – 2013年) Honda IMAシステム 1339cc、1496cc ニッケル水素 5.75Ah(7)
GP5/6(2013年-2020年) SPORT HYBRID i-DCD 1496cc リチウムイオン 5.0Ah(48)
フィット GR3/4(2020年 – ) SPORT HYBRID i-DCD 1.496cc リチウムイオン 5.0Ah(48)
フリードハイブリッド

(スパイク含む)

GP3(2011年-2016年) Honda IMAシステム 1,496cc ニッケル水素 5.75Ah(7)
GB7/8(2016年-) SPORT HYBRID i-DCD 1,496cc リチウムイオン 5.0Ah(48)
ステップワゴンスパーダ RP5(2017年 – 2022年) SPORT HYBRID i-MMD 1,993cc リチウムイオン 1.3kWh(72)
ステップワゴン RP8(2022年 – ) SPORT HYBRID i-MMD 1,993cc リチウムイオン 1.3kWh(72)
アコードハイブリッド CR5/6/7(2013年-2020年) SPORT HYBRID i-MMD 1,993cc リチウムイオン 5.0Ah(72)
アコード CV3(2020年 – ) SPORT HYBRID i-MMD 1,993cc リチウムイオン 1.3kWh(72)
オデッセイハイブリッド RC4(2016年 – ) SPORT HYBRID i-MMD 1.993cc リチウムイオン 1.3kWh(72)
CR-V RT5/6(2016年-) SPORT HYBRID i-MMD 1,993cc リチウムイオン 1.3kWh(72)

ホンダの場合、ステップワゴン、アコード、オデッセイ、CR-Vは2モーターの「SPORT HYBRID i-MMD」を、他は1モーターの「SPORT HYBRID i-DCD」を使っています。

3モーターを使った「SPORT HYBRID SH-AWD」もあり、アキュラで使っていますが、日本では販売されていないので省略します。

バッテリーはかなり早い段階でニッケル水素電池からリチウムイオン電池に切り替えており、今ではすべてリチウムイオン電池です。

引用元:https://response.jp/article/2017/10/24/301470.html

車種によるバッテリー交換費用は?

ホンダの場合は車種によるバッテリー交換費用はほとんど変わらないようです。

ただ、バッテリーそのものが高くて40万円弱しますし、工賃を含めると40万円を超えてしまいます

トヨタがプリウスでも工賃込みで17万円、クラウンでも27万円程度と言われているのに比べると明らかに高額です。

これはハイブリッドではトヨタが先行しているせいもあるのですが、ホンダのバッテリーが早くからリチウムイオン電池に変わっているのが大きいのかもしれません。

ニッケル水素電池に比べるとリチウムイオン電池は数倍高いからです。

ちなみに、ニッケル水素電池時代のホンダのハイブリッドの駆動用バッテリーの交換だったら15~6万円でできるという話もあるようです。

ホンダのハイブリッド車の寿命は車種でどれ位違う?

次に、ホンダのハイブリッド車の寿命は車種でどれ位違うかです。

ホンダの保証は新車登録日から5年間、その期間内でも走行距離が10万kmまでですが、ホンダ自身が、「耐久性の良いリチウムイオンバッテリーを使用しているので、基本的には車両と同等の耐久性を備えている」と言っています

https://customer.honda.co.jp/faq2/userqa.do?user=customer&faq=faq_auto&id=69763&parent=60498

ここで、顧客の使用する環境や方法などにより異なる場合もあるというエクスキューズが入るのはお約束です。

問題は「車両と同等の耐久性」がどれくらいかですが、いろんな情報を勘案すると概ね20万キロは大丈夫ではないかと思われます。

トヨタが25万キロと言われていますから、少し短いような気もしますが、これからリチウムイオン電池搭載車がそのくらいの距離を迎えると、もう少し伸びてくるかもしれませんね。

まとめ

ホンダのハイブリッドは「SPORT HYBRID i-MMD」と「SPORT HYBRID i-DCD」だけですし、駆動用バッテリーもリチウムイオン電池1本です。

このため、駆動用バッテリーの交換費用も寿命も車種による違いはありません。

ただ、高級なリチウムイオン電池を使っているためか、交換費用はいささか高価になっています。

これは耐久性も含めた性能の代償でもありますので、しかたのないことなのかもしれません。