アルファードは国内外で高い人気を誇る高級ミニバンですが、非常に高価で、乗るには一体どれくらいの年収が必要なのか心配になってしまいます。
特に、年収がそう多くないと思われる若者が乗っているのを見るとなおさらそう感じてしまいますよね。
最近では残クレなどがあるのですが、まず、本来であればアルファードを買うにはどれくらいの年収が必要なのかを見ていきます。
そのうえで、購入されている方の年収をチェックするのですが、意外に低年収の方が買っておられるのがわかります。
ここでは、その実態と、残クレやサブスクで年収のハードルが下がっている事情、それでも最低限これだけの年収が欲しいということを説明していきます。
若者たちは高額にもかかわらず、アルファードを手に入れようと躍起になっています。
アルファードの購入に伴う「ローン地獄」という深刻な問題にならないように、この記事をしっかり読んでいただけたらと思います。
- アルファードをマイカーローンや現金で買う場合に必要な年収
- アルファードを買った人の実際の年収は?
- 残クレやサブスクによって必要な年収は変わった
- 残クレ時代でも最低限必要な年収は?
新車を安く購入する値引以外の方法!
新車を購入する時、「出来るだけ安く購入したい!」と思いませんか?
昨今の新車は安全装備の充実等により軽自動車でも200万円超えは珍しくありませんし、以前では300万円台の車種も500万円以上に価格が跳ね上がっていることも珍しくなくなりました。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
出金を減らす手段は「値引き」だけではありません。
人気車種やモデルチェンジ直後など例え値引きが渋くても諦める必要はありません。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので一度確認してみて下さい。
アルファード乗ってる人の年収は一般的にどれくらい必要?
最初は、本当なら、というか、これまでの常識ではアルファードに乗ってる人の年収はどれくらい必要なのかを説明していきます。
- アルファードの乗り出し価格
- ローンで借りるなら年収はどれくらい?
- 現金で払うなら年収はどれくらい?
アルファードの乗り出し価格
まず、アルファードの乗り出し価格です。
アルファードに乗るならどれだけかかるかの数字が乗り出し価格です。
通常は車両本体価格+オプション―値引き+税金・登録諸費用ですが、「アルファードを買う人の年収はどれくらい?低収入ならどうする?」で計算していますので、それを紹介しておきましょう。
必要なオプションと値引きを見込んだ乗り出し価格はZ(2WD)で5,892,104円、 ハイブリッドZ(2WD)で6,516,924円です。
車両本体価格はZ(2WD)が540万円、 ハイブリッドZ(2WD)が620万円ですから、余分なお金が数十万円かかるわけです。
ローンで借りるなら年収はどれくらい?
次に、ローンで借りるなら年収はどれくらい必要かです。
銀行ローンの場合、年収の30~40%、あるいは25~35%が限度額と言います。
このため、今の高価なアルファードを全額ローンで買おうと思えば1,500万円くらいの収入が必要になります。
実際、この程度の収入があれば問題なく返済できそうです。
このロジックならはアルファードの乗り出し価格である600万円前後を借りるとすれば1千万円を大きく超える年収が必要です。
ただ、実際には「返済比率」といって、返済額が年収の25%~35%以下でであれば審査に通る可能性があるようです。
アルファードで例えば600万円の借り入れをした場合、7年ローンなら年間の償還額は90~100万円です。
年収500万円として、手取り400万円なら返済比率は20%程度、20~25%という理想的な返済比率です。
しかし、年収400万円なら手取りは310万円、返済比率は30%超で、このあたりが年収の下限になりそうです。
ただ、これは住宅ローンその他の借り入れがない場合で、借り入れがあればその分もカウントすることになりますので、借り入れる余裕は小さくなります。
借り入れの上限は年収程度とも言われていますし、無理のない返済を考えれば、年収500万円以上、アルファードの大幅な値上がりを考えれば600万円は欲しいところかもしれません。
現金で払うなら年収はどれくらい?
次に、現金で払うなら年収はどれくらい必要かです。
一般的に言われているのは、車の購入費用の2倍の年収があればいいというものです。
これで計算すると1,200万円くらいになるのですが、これでは大多数の人間はアルファードなんか購入できないことになってしまいます。
要するに600万円の貯金があればいいのです。
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」2022年(令和4年)版によると、貯蓄額の中央値は以下のようになります。
年収 | 単身家庭 | 2人家庭 |
---|---|---|
300~500万円 | 200万円 | 310万円 |
500~700万円 | 600万円 | 500万円 |
平均値だと極端に高所得な方の数値が入るのでかなり高くなりますから、中央値を使っています。
これを見ると、年収500~700万円の層であれば貯金を取り崩してアルファードを買えそうです。
こうした層は毎年50万円以上貯金していますから、アルファードに7年乗った頃には売却(リセールは50%台半ば)して、また現金で買い替えることも可能なのです。
アルファードに乗っている人の実際の年収はどれくらい?
ここでは、アルファードに乗っている人の実際の年収はどれくらいかを見ていきますが、これが意外と低収入で、それでもなぜ買えるかということも含めて説明していきます。
- アルファード乗りは意外と低収入
- 残クレやサブスクで年収のハードルは下がっている
- 残クレ時代でもこれだけの年収は欲しい
アルファード乗りは意外と低収入
まず、アルファード乗りは意外と低収入ということです。
もちろん、高収入な方が多く年収1千万円以上が全体の4割程度になります。
ただ、先ほど申し上げた年収の最低ライン(600万円)あたりの方が2割程度いらっしゃるほか、それ以下の収入の方が6分の1くらいもおられるのです。
年収400万円を下回る方も5%程度ですから、意外や意外、アルファード乗りは思いのほか低収入なのです。
おそらく、従来の基準では購入できないような低収入の方でもアルファードを購入できているのです。
残クレやサブスクで年収のハードルは下がっている
次に、この原因ですが、残クレやサブスクで年収のハードルは下がっているということです。
残クレというのは償還終了後の残価分を据え置き、それ以外を支払うシステムですが、そのことにより、月々の支払い額を抑制することができます。
「アルファードを残クレで買ったら?支払い例を見てみる!」で支払い例を示していますが、Z(2WD)540万円を買ったとき、月々の支払いは3年契約で7万円、5年契約で6万円です。
仮に年収300万円で手取り240万円だとすると、3年契約の返済比率は35%ですから、審査にはパスする可能性があるのです。
銀行ローンなら7年償還で残クレの3年契約と同じくらいですからね。
これは、アルファードの高いリセールバリューのせいで3年間に払う元金が減っているおかげです。
もちろん、据え置いた元金にも利息はかかるので利息の支払い総額は増えるのですが、毎月の償還額は少なくなるので、借り入れしやすくなるのです。
同じことはサブスクリプションにも言えて、審査も通りやすくなりますし、安い使用料でアルファードに乗ることができるのです。
残クレ時代でもこれだけの年収は欲しい
次は、残クレ時代でもこれだけの年収は欲しいということです。
先ほど年収300万円でも借り入れ可能と言いましたが、返済比率は35%という限界数値になっています。
できれば、この数値は20%程度にしておきたいところです。
返済比率20%となる手取り収入は420万円ですから、500万円の収入があれば比較的余裕のある償還を行えそうです。
先ほど600万円は欲しいと言いましたから、少しだけハードルが下がりましたね。
ただ、残クレの場合は車を返却しなければ買取になりますから、手持ち資金がなければ、返却して新たに残クレで購入していくことになります。
常時ローンを抱えた状態になりますが、そのかわりに借り入れしやすくなりますし、年収のハードルも下がるわけです。
そして、常に残価分の利息を払っていることになります。
Z(2WD)なら540万円の残価67%は361万8千円、年利4.9%としてその金額は18万円です。
ですから、総支払額は多くかかるということだけは認識したうえで、この残クレを使いましょう。
確かに、使い方次第では便利なシステムですし、低収入でアルファードを買う強い味方になってくれますからね。
総括:アルファードに乗ってる人の年収はどれくらい?
この記事でお伝えしたポイントを箇条書きでまとめました。
- アルファードの乗り出し価格は約590万円から650万円
- ローン購入の場合、年収は600万円以上が望ましい
- 現金で購入する際には、車両価格の2倍の年収が目安
- 年収500万円~700万円あれば、アルファードの購入資金を貯蓄可能
- アルファードの購入者は年収600万円前後が2割程度、それ以下が2割弱
- 残クレやサブスクにより返済額、使用料が安くなり、低年収でも購入可能に
- 残クレ時代でも年収500万円はほしいところ
アルファードを限界値引きから更に安く購入する方法!
アルファードを新車で購入する時、「出来るだけ安く購入したい!」と思いませんか?
アルファードも安全装備の充実等により最上級グレードの車両本体価格が約872万円とかなりの高額になっています。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
例えば、出金を減らす手段として思い浮かべるものは「値引き」ではないでしょうか?
確かに値引き額が大きくなればなるほど出金を減らすことは出来ます。
しかし、人気車の値引きは各メーカーともに大きくありません。値引かなくても売れますからね。
だからといって、諦める必要はありません。
方法はあるのです。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので確認してみて下さい。
一度、知っている方法か確認してみても損することはありませんよ!
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