アルファードのユーザーが直面する深刻な問題の1つに塗装剥がれがあります。
塗装剥がれは珍しい問題ですが、ヴェルファイアやアルファードでは多数報告され、特に10年以上経過した車両の場合が問題なのです。
パールホワイトの塗装にこの問題が見られ、10年の保証期間が切れた後も多くのオーナーが対処を迫られていますが、その場合のの修理費用が高額になることがあるのです。
この記事では、塗装剥がれが発生する色、時期、原因に加え、修理費用、タッチペンを使用した応急処置、保険適用の可否、トヨタによるリコール等の対応の有無などの包括的な情報を提供します。
また、10年以上経過したアルファードの塗装剥がれに直面しているオーナーのために、修理値段の概算や、保証切れた後はどうなるのかについても詳しく解説します。
- アルファードの塗装剥がれとはどういうもの?
- 修理費用はどのくらいかかる?
- 10年経過でも発生するの?
- トヨタの保証と、10年超での保証対応の可否は?
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昨今の新車は安全装備の充実等により軽自動車でも200万円超えは珍しくありませんし、以前では300万円台の車種も500万円以上に価格が跳ね上がっていることも珍しくなくなりました。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
出金を減らす手段は「値引き」だけではありません。
人気車種やモデルチェンジ直後など例え値引きが渋くても諦める必要はありません。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので一度確認してみて下さい。
アルファード塗装剥がれ、10年以上経過でも発生するの?
最初に、アルファード塗装剥がれがどういうもので、修理代がどの程度かかるのか、トヨタの保証はあるのかです。
- アルファードの塗装剥がれとは?
- 塗装剥がれの修理の値段は?
- トヨタの保証はどうなっている?
アルファードの塗装剥がれとは?
まず、アルファードの塗装剥がれとはどんなものかです。
アルファードの塗装剥がれは、このトヨタの高級ミニバンの所有者が遭遇する可能性のある、比較的一般的な問題です。
しかし、考えてみてください、昔ならともかく、今の時代にアルファードに限らず国産車のユーザーで塗装剥がれに遭遇することはかなり稀なことだと思われます。
一般的に塗装の剥がれは、紫外線の長期間の曝露、塩害、酸性雨、その他の環境因子の組み合わせによって引き起こされることが多いものです。
赤色のように特異的に紫外線を吸収し、塗料の耐性が低い場合によく起こるのはご存じの方も多いと思います。
ただ、ここで取り上げるアルファードの塗装剥がれは、2010年前後のホワイトパールクリスタルシャインに限られており、塗料が層のまま、まるで紙のように剥がれるという深刻なものなのです。
これは、塗装時の中塗り塗料の濃度が低かったためのようで、製造過程における塗装の問題ということのようです。
塗装剥がれの修理の値段は?
次に、このトヨタ・アルファードの塗装剥がれの修理の値段はどれくらいかです。
問題のホワイトパールクリスタルシャインの塗装剥がれの場合は、塗装面と下塗りが外れて剥がれていますから、まだ剥がれていないところも剥がす必要があります。
塗面を完全に剥がして下処理したうえで、再塗装することになりますから、通常の作業に比べて手間もコストもかかり、塗装範囲も広くなります。
このため、ルーフの塗装修理は全面に再塗装で、15~20万円、ボンネットのみでも全面再塗装ですから5~10万円の費用がかかるようです。
また、全塗装となると、アルファードにふさわしい高級な「オールペン作業」で40~80万円、「簡易オールペン」でも15~30万円という修理費用がかかってきます。
「オールペン作業」というのは、無理なく外せるパーツはすべて取り外して塗装を行うもので、仕上がりは完璧です。「簡易オールペン」ではバンパーやミラー、ラバー類を外さないのでコストは安いのですが、仕上がりはもう一つになります。
トヨタの保証はどうなっている?
次に、トヨタの保証はどうなっているかです。
この問題はWebでも大きな話題になっており、トヨタも2019年3月に、リコールではないのですが、「アルファードなど ホワイトパール色の塗装修理」という文書を出しています。
2008年から2014年に生産したアルファードの塗装剥がれに対応したもので、新車を登録した日から3年以内の保証を10年以内に延長しています。
問題はホワイトパールクリスタルシャイン限定で、塗膜の中塗り塗料の濃度が低いため、膜厚が薄いと、長期間にわたる太陽光、雨水の影響で、密着性が低下し、塗膜が剥がれることがあるのだそうです。
アルファードの場合、経過年数が短い時点での塗装剥がれが多かったので、これで相当数が救われたはずでです。
アルファード塗装剥がれが10年以上経って発生したら?
ここでは、アルファードの塗装剥がれが10年以上経って発生するのか、発生したら補償は効くのかをチェックしていきましょう。
- 10年以上経って発生するの?
- 10年以上経過の塗装剥がれでも保証は効くの?
- 車両保険やタッチペンでの応急修理は?
- 総括:10年以上経過のアルファード塗装剥がれ、保証はどうなる?
10年以上経って発生するの?
まず、アルファードの塗装剥がれは10年以上経って発生するのかです。
塗装剥がれは長いこと紫外線や熱、酸性雨などに暴露した結果ですから、比較的長いスパンで発生します。
このため、問題のホワイトパールクリスタルシャイン以外の色でも運が悪いと塗装剥がれが起き得ますが、可能性としてはそう高いものではありません。
問題はホワイトパールクリスタルシャインで、もともと問題を内在しており、これが経年的な劣化と物理的な力が加わることで発生する可能性はあります。
Webをみると、問題の期間初期のアルファードについては10年超で塗装剥がれの報告がありますから、件数は少ないものの10年以上経って発生する可能性はあるものと思われます。
10年以上経過の塗装剥がれでも保証は効くの?
次に、10年以上経過の塗装剥がれでも保証は効くのかです。
まず、ご説明したトヨタの保証告知は2019年3月でしたが、この時点で2018年登録車は既に補償対象外になっていました。
さすがにこれはまずいと思ったようで、この年の12月末までは、10年超過車も保証する取り扱いをしていて、これで救われた方も多かったようです。
しかし、今はその取扱いはありませんので、登録から10年以上経過したアルファードは塗装剥がれが起こっても保証はありません。
この取り扱いはリコールと違ってユーザーに通知されていませんから、塗装剥がれがあったのに、気が付いたら10年経過していたという不幸な方もおられるようなのです。
まだ新車登録から10年経過していないアルファードはありますから、塗面をチェックして、塗装剥がれの症状があるようなら直ちにディーラーに連絡することを強くお勧めします。
10年経過したら塗装不良なのか経年劣化なのか区別できないということのようですが、今どき10年経過くらいでは塗装剥がれなどまず起きません。
10年経過も保証する方向で見直しされるといいのですが。
車両保険やタッチペンでの応急修理は?
次に、車両保険やタッチペンでの応急修理はどうかです。
車両保険のフルカバータイプなら、いたずらや相手のわからない軽度の事故による塗装剥がれでも保険は適用されます。
エコノミー保険でもいたずらによる塗装剥がれは対象になるようです。
しかし、経年劣化にしろ初期不良にしろ、事故、天災、いたずら以外の塗装剥がれは車両保険の対象外です。
また、タッチペンについては小さな塗装剥がれには有効ですが、今回紹介した塗面の剥がれのように大きな塗装剥がれに前には無力です。
剥離面が大きすぎて、タッチペンではとてもカバーできそうもないからです。
ボデーペンのようなスプレータイプを当面のボディ保護用に使う手はありますが、ホワイトパールクリスタルシャインを再現するのは無理で、奇麗な仕上げは不可能です。
総括:アルファード塗装剥がれ(10年以上経過)の保証はどうなる?
この記事でお伝えしたポイントを箇条書きでまとめました。
- アルファードの塗装剥がれは2008年~2014年のホワイトパールクリスタルシャインで発生し、製造過程の問題
- 修理範囲が広いので修理費用は高額で、一部塗装でも5~20万円で、全塗装の場合も
- トヨタは保証期間を延長(3年→10年)
- 10年経過後も発生するが、保証なし
- 車両保険は対象外で、タッチペンは無力
アルファードを限界値引きから更に安く購入する方法!
アルファードを新車で購入する時、「出来るだけ安く購入したい!」と思いませんか?
アルファードも安全装備の充実等により最上級グレードの車両本体価格が約872万円とかなりの高額になっています。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
例えば、出金を減らす手段として思い浮かべるものは「値引き」ではないでしょうか?
確かに値引き額が大きくなればなるほど出金を減らすことは出来ます。
しかし、人気車の値引きは各メーカーともに大きくありません。値引かなくても売れますからね。
だからといって、諦める必要はありません。
方法はあるのです。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので確認してみて下さい。
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