トヨタシエンタは、カラーバリエーションが豊富ですが赤色が変わったと注目されています。
その鮮やかな赤色で多くの人々の目を引いていますが、時に色が変わることがあります。
特に、レッドマイカメタリックからセンシュアルレッドマイカへの変更は、多くのファンの間で注目されています。
しかし、この色の変化が単純な色褪せによるものなのか、それとも他に理由があるのかについては、よく疑問に思われます。
この記事では、シエンタの赤色が変わった理由に焦点を当て、レッドマイカメタリックの色褪せに関する真実とセンシュアルレッドマイカの耐久性について調査していきます。
赤色が色褪せしやすい理由と、トヨタがどのようにしてこの問題に取り組んでいるのかを詳しく説明していきます。
- シエンタの赤色が旧型の前期モデルと後期モデルで異なる2種類存在すること
- 旧型シエンタの赤色が変更された理由が色褪せではなく、おそらく不人気色の入れ替えであること
- 赤色が他の色に比べて色褪せしやすい科学的な理由
- 新型シエンタではさらに異なる赤色が採用されていること
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詳細を下記の記事で説明していますので一度確認してみて下さい。
シエンタの変わった2つの赤色ってどんな色?
まず、旧型シエンタの2つの赤色はどんな色かを見ていきましょう。
- 旧型シエンタの前期モデルの赤色は?
- 旧型シエンタの後期モデルの赤色は?
旧型シエンタの前期モデルの赤色は?
最初に、旧型シエンタの前期モデルの赤色を見ていきましょう。
引用元:https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/21805713.html
旧型シエンタのモデルチェンジからマイナーチェンジまでの間の赤はレッドマイカメタリックです。
このレッドマイカメタリックは純粋な赤ではなくピンクや紫をわずかに含んだような色調で、赤の持つ派手さを抑え、柔らかい雰囲気を与えています。
この赤は2018年9月のマイナーチェンジまで使われていましたが、どちらかというと不人気色に分類されるカラーでした。
旧型シエンタの後期モデルの赤色は?
次は、旧型シエンタの後期モデルの赤色はどんな色かです。
まず、画像を見ていただきましょう。
引用元:https://www.toyota-mobi-tokyo.co.jp/column/20180924_sienta
2018年9月のマイナーチェンジでレッドマイカメタリックに代わって登場したのが、このセンシュアルレッドマイカです。
センシュアルというのは「官能的」というくらいの意味合いです。
深みのあるワインレッドと言ってもいいい色合いで、レッドマイカメタリックに比べると派手で存在感のある色合いです。
レッドマイカメタリックは不人気色でしたが、このセンシュアルレッドマイカはホワイトパールクリスタルシャインやブラックマイカに次ぐような人気色だったようです。
ただ、新型シエンタではもっと明るいスカーレットメタリックが採用されています。
シエンタの赤色が変わった原因は色褪せ?
では、旧型シエンタの赤色を色褪せで入れ替えたという話、つまり色褪せを理由にレッドマイカメタリックをセンシュアルレッドマイカに変えたというのは本当なのでしょうか。
ここでは、赤色が色褪せしやすい理由もあわせて説明していきましょう。
- 赤色が色褪せしやすいのはなぜ?
- 旧型シエンタの赤色の入れ替えは色褪せが原因?
赤色が色褪せしやすいのはなぜ?
まず、赤色が色褪せしやすいのはなぜかです。
一般的に白、青、グレー、ベージュなどは色褪せしにくいとされています。
黒は塗装の劣化はあるものの退色自体はしにくい色のようです。
一方で、赤、黄色の暖色系は色褪せしやすい色のようです。
赤色の場合、赤の光を反射するために赤く見えるのですが、最もエネルギーの大きい(=波長の短い)紫外線を吸収してしまうだけでなく、赤は特に紫外線を吸収しやすい色と言われています。
また、赤色の塗料を構成する化合物は結合が弱い性質があり、こうした紫外線の強いエネルギーに長期間さらされることにより結合が切れ、色材が酸化し、色褪せしてしまうようなのです。
メタリックやマイカでないソリッド系は特に厳しいのですが、レッドマイカメタリックのようにマイカが入りメタリック処理してあっても退色しやすいことには変わりはないようです。
旧型シエンタの赤色の入れ替えは色褪せが原因?
次に、旧型シエンタの赤色の入れ替えは色褪せが原因かという問題です。
いろいろと確認しましたが、レッドマイカメタリックがセンシュアルレッドマイカに変わった理由が色褪せという確実な情報はありません。
その理由ならレッドマイカメタリックはトヨタのすべての車種から廃止されそうなものですが、例えばランドクルーザープラドではいまだに使われています。
引用元:https://toyota.jp/landcruiserprado/
プラドのような高価な、しかも厳しい気象条件さえ想定される車に、色褪せが問題になるボディカラーが採用されるとは考えづらいのではないでしょうか。
ということで、旧型シエンタの赤色の入れ替えは色褪せが原因ではなさそうです。
それよりは、シエンタではレッドマイカメタリックは不人気だったので、煽情的なセンシュアルレッドマイカに入れ替えたというのが正解ではないでしょうか。
まとめ:シエンタの赤色が変わったって色褪せが原因?
この記事では、旧型シエンタで採用され、途中で入れ替えられた2種類の赤色を紹介し、色褪せで入れ替えたというのは本当なのかをチェックしてきました。
ボディカラーの入れ替えは良くあることで、不具合による可能性もあれば、不人気が理由の場合もあるようです。
前期モデルで採用されたレッドマイカメタリックは悪くない色なのですが、シエンタでは不人気だったようです。
赤色なので色褪せは避けられないのですが、それが原因で色の入れ替えがあったわけではないようで、不人気色の入れ替えと普通に考えたほうがいいようです。
後継のセンシュアルレッドマイカは人気を集めたようなので、トヨタの思惑は当たったとみていいようです。
昔の、特にソリッド系の赤の退色や塗装の傷みはひどかったのですが、最近のマイカ系、メタリック系の赤はかなりマシになっているようです。
ただ、赤色は紫外線を吸収しやすく、赤色自体に脆い性格がありますので、ある程度色褪せについては覚悟しておいた方がいいと思いますよ。
最後にこの記事でお伝えした内容のポイントを簡単にまとめました。
- 旧型シエンタには2種類の赤色が存在し、前期モデルはレッドマイカメタリック、後期モデルはセンシュアルレッドマイカとされる
- レッドマイカメタリックはピンクや紫をわずかに含む色調で、2018年9月のマイナーチェンジまで使用
- センシュアルレッドマイカは深みのあるワインレッドで、レッドマイカメタリックよりも派手で存在感がある
- 赤色が色褪せしやすい理由は、赤色が紫外線を吸収しやすく、塗料の化合物が結合が弱いため
- 旧型シエンタの赤色が色褪せで入れ替えられたという情報は確認できず、不人気が理由で色が変更された可能性が高い
- ランドクルーザープラドではレッドマイカメタリックが引き続き使用されており、色褪せが入れ替え理由であることを否定する情報もある
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知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
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