プラドはTXで十分でもガソリンは後悔する?走破性はディーゼルとの比較でどう違う?

プラドは販売台数等からみればトヨタの中では実質的に最上級の本格SUVです。

グレードは基本的にはTXとTXL(TX“Lパッケージ”)の2択ですから、どちらにするのかと、あとはガソリン車にするかディーゼルターボ車にするかです。

ここでは、まずグレードはTXでも十分と言われていますが、本当にそうなのかをチェックします。

またガソリン車は後悔するという話もありますので、その理由を考えていきます。

特に走破性はガソリン車とディーゼル車では違うとも言われていますので、そのあたりもチェックしておきましょう。

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プラドはTXで十分?

まず、プラドはTXで十分なのか、装備の違い等も含めてチェックしておきましょう。

  1. TXとTX“Lパッケージ”の装備の差
  2. オフローダーとしてならTXで十分

TXとTXL(TX“Lパッケージ”)の装備の差

TXとTXL(TX“Lパッケージ”)の装備の差ですが、ざっくり、以下のようなものです。

項目 TX“Lパッケージ”の状況
タイヤ 265/55R19タイヤ&19×7½Jアルミホイール(切削光輝+ダークメタリック塗装)がオプション可
ブラインドスポットモニター オプション可
ドアベルトモールディング(クローム) 標準装備(ディーゼルターボ車のみ)
本革巻きステアリングホイール 標準装備
本革巻きシフトノブ&パーキングブレーキレバー 標準装備
センタークラスターパネル+インサイドドアハンドルグリップ(金属調ヘアライン) 標準装備
インサイドドアハンドル(シルバー塗装) 標準装備
セカンドシートルームランプ 2灯(TXは1灯)
本革シート 標準装備(TXはファブリック)
フロントパワーシート 標準装備(TXはマニュアル)
快適温熱シート+ベンチレーション 標準装備
電動サードシート 標準装備(TXは手動)

ご覧になるとわかりますが、TXL(TX“Lパッケージ”)は豪華装備、快適装備が充実していることがわかります。

オフローダーとしてならTXで十分

TXとTXL(TX“Lパッケージ”)”の装備の差は前述のように豪華装備と快適装備の違いです。

ただ、オフローダーとして考えるなら、豪華な本革シートは水に弱いという大きな欠点を持っています。

本革巻きステアリングホイールは握り心地も見た目もいいのですが、劣化すると剥がれてひどいことになるリスクがあります。

電動パワーシートは無段階で調整可能といいますが、その恩恵を感じることは少なく、ドライバーが変わらなければあまり必要のないものです。

価格差が50万円ちょっとあるのですが、オフローダーとしてならTXで十分ですし、内装はTXでも十分豪華です。

エクステリアも変わりなく、66,000円で265/55R19タイヤ&ホイールは魅力のように見えても、オフローダーで低扁平タイヤは邪道でしょう。

プラドはガソリン車を選ぶと後悔する?

では、プラドでガソリン車を選ぶと後悔するものなのでしょうか。

  1. ガソリン車とディーゼルターボ車の価格差
  2. 燃料代が違う
  3. エンジンのパワーが違う

ガソリン車とディーゼルターボ車の価格差

ガソリン車とディーゼルターボ車の価格差は以下のようなものです。

グレード ガソリン車 ディーゼルターボ車 価格差
TX(5人乗り) 3,666,000円 4,330,000円 664,000円
TX(7人乗り) 3,824,000円 4,488,000円 664,000円
TX“Lパッケージ”(5人乗り) 4,169,000円 4,839,000円 670,000円
TX“Lパッケージ”(7人乗り) 4,327,000円 4,997,000円 670,000円

TXはディーゼルターボ車が664,000円高いのですが、TX“Lパッケージ”は670,000円です。

これはTX“Lパッケージ”の場合、ディーゼルターボ車に限ってドアベルトモールディング(クローム)が付いているためでしょう。

例えばCX-8の場合、ディーゼルターボ車が40万円弱程度高価なのに比べるとプラドのディーゼルターボの割高感が強いですね。

燃料代が違う

プラドに限らずガソリン車とディーゼル車は燃費も違えば燃料代も違います。

走行距離は月1,000キロを想定し、軽油・ガソリン価格は2023年4月17日の資源エネルギー庁調査結果(2023年4月19日公表)を使います。

区分 ガソリン車 ディーゼル車
WLTCモード燃費 8.3km/L 11.2km/L
実燃費 7.9km/L 10.5km/L
年間に必要な軽油・ガソリン 1,519L 1,143L
軽油・ガソリン単価 169.2円(レギュラー) 148.3円(軽油)
年間に必要な燃料費 257,015円 169,507円

燃料代の差は87,508円と微妙ですが、8年乗れば価格差が解消できますし、走行距離が長くなると、ガソリン車の選択は後悔するかもしれません。

エンジンのパワーが違う

プラドの場合、ガソリン車は2.7LのNA(自然吸気)エンジンですが、ディーゼル車はインタークーラーターボです。

区分 ガソリン車 ディーゼル車
排気量 2,693cc 2,754cc
形式 直列4気筒DOHC 直列4気筒DOHC ICターボ (ディーゼル)
最高出力 163ps(120kW)/5200rpm 204ps(150kW)/3000~3400rpm
最大トルク 25.1kgm(246Nm)/3900rpm 51kgm(500Nm)/1600~2800rpm
(参考)車両重量 2,050~2,100kg 2,180~2,330kg

ガソリン車の場合は、車両重量を考えれば、アルファードの2.5Lエンジンモデルと同じような動力性能ですから、エンジンのトルクが必要なオフロードでは苦戦しそうです。

一方で、ディーゼル車は車両重量は130kgも重くなるのですが、トルクは何と2倍もあり、1600rpmという低回転で最大トルクを叩き出すのです。

このパワーの差が一番後悔するポイントかもしれませんね。

オフロードの走破性をガソリン車とディーゼル車で比較すると

悪路の走破性に影響するのはトルク、それも低速トルクです。

低速トルクがあれば悪路でも速やかに発進しますし、オフロードにありがちなダートの急勾配でもアクセルに足を乗せる程度で走ってしまいます。

また、スタックもしにくいのです。

更にプラドの場合は、ディーゼル車に限っては「アクティブトラクションコントロール」を装備しています。

引用元:https://www.miyazakitoyota.jp/lineup/landcruiserprado1910/performance

オフロードや雪道でスリップを検知すると、空転した車輪にブレーキをかけながら、残りの車輪に駆動力を配分してくれます。

これがなぜガソリン車に無いのかはわかりませんが、この効果で悪路でも安定した走行を可能にし、走破性を向上させてくれます。

TXかTXL(TX“Lパッケージ”)で悩むならTXのディーゼルターボにすべき

プラドを買おうとして、TXかTXL(TX“Lパッケージ”)で悩むというのは良くある話です。

ただ、オフロード走行を考えるなら、TXにして浮いたお金をディーゼルに振り向けるべきでしょう。

オフロード、特に悪路ではプラドのディーゼルターボの走破性は圧倒的なのです。

また、ガソリン車はアンダーパワーなので、シティユースでもディーゼルターボ車の方がストレスがありません

そのうえ燃費だっていいのです。

 

まとめ

プラドの場合、本格的にオフロードを走ろうと思ったらエンジンのトルクと「アクティブトラクションコントロール」でディーゼル車の一択で、TXLをTXにしてでもそうすべきです。

ただ、価格差が大きいので燃費での回収にはある程度の走行距離が必要です。

また、プラドはリセールがいいのですが、ディーゼル車は少しだけリセールが劣るということは知っておいた方がいいでしょう。

 

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