シエンタのカスタム化をする場合はローダウンが多いのかもしれません。
しかし、ミニバンであるシエンタの本来の姿からするとリフトアップもありで、それがなかなかカッコいのです。
ここでは、シエンタをリフトアップしたらどうなるかをお示ししたうえで、リフトアップ費用をキットを含めて調査します。
また、車検で問題になるようなことは無いのかもチェックしておきましょう。
シエンタのリフトアップとキットを含めたリフトアップ費用
まず、シエンタをリフトアップしたらどうなるかを見たうえで、キットも含めたリフトアップ費用を調べていきましょう。
- シエンタのリフトアップ
- シエンタのリフトアップ費用
シエンタのリフトアップ
リフトアップというものがどんなものであるかを簡単に説明したうえで、シエンタをリフトアップした姿をみていきましょう。
リフトアップとは
リフトアップというのは、サスペンションのスプリングを変えたり、スペーサーをかましたりして、車を垂直方向に持ち上げることを言います。
引用元:https://faq.toyota.jp/faq/show?id=437&site_domain=default
その結果、最低地上高が高くなるので、悪路走破性が上がりますが、悪路走破性に大事なアプローチアングルやデパーチャーアングルも大きくなります。
このように、リフトアップの本来の目的はオフロードにおける性能アップですが、座席位置が高くなることによって視界が良くなるというメリットもあります。
しかし、何よりのメリットはオフローダーとしてのテイストが強くなることと見た目の迫力が出ることで、大抵の方はこの目的でリフトアップしているのです。
ただ、リフトアップすることによって車体の安定性は著しく悪化し、横風には極めて弱くなります。
また、車に近い背の低いもの、例えばお子さんなんかに対する視認性も皆無になりますので、いいことばかりではないということは認識すべきです。
シエンタをリフトアップすると
ではシエンタをリフトアップとするとどうなるのでしょうか。
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シエンタ2代目(170系)前期リフトアップ | シエンタ2代目(170系)前期純正 |
引用元:https://papamama-cars.com/car_selection/sienta_hybrid/ https://www.toyota-mobi-tokyo.co.jp/column/20180924_sienta
リフトアップはカスタムを手掛ける「PapaMama CAR’S」というところの画像ですが、タイヤとホイールハウス上端の隙間がぐっと大きくなっていることがわかります。
バンパー下の地面からの高さも高くなって、他のカスタム化もあわせてぐっとSUVらしさ、オフローダーらしさが出ていますよね。
こうなると、ミニバンにしては全高が高くないシエンタのスタイリングがリフトアップにとても向いていることがわかりますね。
ちなみに、ホイールハウスを見ればリフトアップの加減がわかります。
引用元:https://papamama-cars.com/car_selection/sienta_hybrid/
ホワイトレターも鮮やかなマッドタイヤがまたいいですね。
シエンタのリフトアップ費用
ランドクルーザーやジムニーのような本格オフローダーはラダーフレームなのでボディブロックを使うのですが、モノコックボディのシエンタには使えません。
シエンタの場合は、サスペンションの純正のスプリングをリフトアップ用の長いスプリングに交換するか、リフトアップ用のスペーサーを使うかです。
リフトアップ用のスプリングキット
まず、リフトアップ用のスプリングキットを紹介しましょう。
《初代(80系)2WD用》
まず、初代80系のNCP81G用ですから2WD用が税・送料込み35,035円です。
「アゲサス」といって30mmほどリフトアップするためのスプリングが1台分入っています。
《2代目(170系)2WD用》
また、2代目170系のNSP170GとNHP170Gですから、ガソリン車、ハイブリッドの2WD用が税・送料込み37,180円です。
これも「アゲサス」で30mmほどリフトアップ可能です。
リフトアップ用のスペーサー
製品名は「リフトアップブロックキット」と称していますが、サスペンションは純正のものを使うスペーサーだと思います。
初代(81系)だけですが、2WD、4WDとも税・送料込み37,800円で見付かりました。
《初代(81系)2WD用》
《初代(81系)4WD用》
リフトアップ費用
シエンタのリフトアップキットがだいたい4万円弱ですよね。
これに工賃が2万5千円程度とアライメント調整に3万円程度はかかるものと思われます。
コミコミで6万円で上げたという話もありますから、2万円ちょっとのスプリングに3万円ちょっとの工賃もあり得るのかもしれません。
また、セーフティセンスはリフトアップすると誤作動のおそれがあり、30mmや40mmは大丈夫だと思いますが、ダメな場合はエーミングという再調整作業に22,000円かかります。
光軸調整は数千円ですのでやっておいた方がいいでしょう。
シエンタのリフトアップで車検はどうなる?
では、シエンタをリフトアップ場合、車検はどうなるのでしょうか?
- 40mmを超えたリフトアップは構造変更申請が必要
- 光軸調整やセーフティセンスの調整が必要な場合も
40mmを超えたリフトアップは構造変更申請が必要
自動車の場合、長さ、幅、高さ及び重量は「一定の範囲内」において自由な変更が認められています。
乗用車の場合車高についてはプラスマイナス40mmが「一定の範囲」なので、40mmまでのリフトアップならそのままで車検には通るのです。
ただ、リフトアップは大径のマッドタイヤとセットで行う場合もあり、そうなるとタイヤ換装で車高が上がってしまいます。
タイヤ交換による車高アップと合計で40mmですのでご注意を。
なお、40mmを上回るリフトアップをお勧めするわけではないのですが、仮に40mmを超えても構造変更申請をして認められれば問題ありません。
ただ、申請にはそれなりの経費がかかりますし、任意保険の引き受け会社に事前に連絡して継続できること、保険料の変更の有無についても確認しておきましょう。
光軸調整やセーフティセンスの調整が必要な場合も
自動車の車高が変わった場合、光軸がずれれば整備不良で違反切符を切られますし、車検にも通りません。
2~3千円のことなので。必ず光軸調整はしておきましょう。
自動ブレーキ等の安全装置は車高が変わると正常に動かない場合がありますので、作動を確認し、誤作動するようなら調整が必要です。
なお、2021年10月以降の新型車は2024年10月から車検時に自動ブレーキなど電子制御装置の検査が導入されますので、正常動作しなければ車検に通りません。
まとめ
シエンタのリフトアップそのものは車検に問題の無い程度なら10万円程度でせきるカスタム化です。
40mmを超えることは可能ですが、費用もぐっと高くなりますし、構造変更も必要です。
そして、車の安定性などデメリットが顕在化しますから、40mm以下のリフトアップに留めておいたほうがいいと思いますよ。
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