シエンタはこのクラスでは圧倒的な人気のミニバンですが、坂道を登らないとか坂道で下がるという噂があるようです。
さすがに坂道が登れないとか下がるとなると問題ですよね。
ここでは、まず、シエンタが坂道を登らないとか下がるというのはどんな症状なのかを確認します。
そのうえで、パワー不足も含め、その原因をチェックしておきましょう。
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詳細を下記の記事で説明していますので一度確認してみて下さい。
シエンタが坂道を登らないとか下がるというのはどんな症状なの?
まず、シエンタが坂道を登らないとか下がるというのはどんな症状なのかを確認していきます。
- シエンタが坂道を登らないというのは?
- シエンタが坂道で下がるというのは?
シエンタが坂道を登らないというのは?
シエンタが坂道を登らないという場合には大きくわけて2つのパターンがあります。
本当に坂が登れない
これは、アクセルを踏んでも登らないという症状ですが、あり得ないことではありません。
事例では1キロくらい走ってハンドルを切って坂を登ろうとしたところ1,000~1,500回転くらいまでしか回転数が上がらなかったというものがありました。
雨の日に急な坂が上がれないというのもありましたし、エンジンが空転しているような状況ということもあるようです。
ただ、ここまでくると明らかな故障で、事例ではエンジンのオーバーホールやCVTの修理になっているようです。
全く登れない場合は故障と考えていいでしょう。
エンジンの回転数を上げてやっと登れる
シエンタで坂道が登れないという場合はたいていこれです。
少し急な上り坂になると速度が低下するためドライバーは無意識にキックダウンします。
すると車内が騒々しくなるほどエンジンの回転数が上がってしまいます。
そう急でない坂でもこれが起こって、シフトアップとキックダウンの繰り返しで運転している方はとても不快です。
これが多人数乗車で急な坂になるとエンジンは高回転で回り続けますから、燃費にも精神上もとても良くないのです。
シエンタが坂道で下がるというのは?
シエンタが坂道で下がるというのは、坂道でフットブレーキで停車中しているときに見られる現象です。
フットブレーキからアクセルペダルに足を踏みかえる時に下がってしまうわけです。
道路で後続車がいるときは衝突の可能性がありますし、その場合は当然「100:0」でシエンタの運転手の責任になります。
これは自走式の立体駐車場でも同じで、車が下がると慌ててアクセルを踏みますから、それはそれで危険なのです。
シエンタが坂道を登らないとか下がるという原因は?
では、シエンタが坂道を登らないとか下がると原因はどこにあるのでしょうか。
- 坂道を登らないというのは車体の重さとパワー不足が原因
- 坂道で下がるのはCVTの特性だがヒルスタートアシストコントロールがあれば大丈夫
坂道を登らないというのは車体の重さとパワー不足が原因
シエンタが坂道を登らないのはミニバンの重さと、1.5Lエンジンのパワー不足が原因です。
車体の重さに比べてパワーが無いとパワーが必要な坂は登りませんし、パワーを出すためにCVTは低速ギアを選び、結果エンジンは高速回転するのです。
シエンタの2代目、3代目とライバル車のフリードを2WDで比べてみるとフリードの重さを考えてもパワーの違いは歴然としています。
区分 | 2代目シエンタ(140系) | 3代目シエンタ(10系) | 現行フリード(GB5/6/7/8) | |||
---|---|---|---|---|---|---|
ガソリン車 | ハイブリッド車 | ガソリン車 | ハイブリッド車 | ガソリン車 | ハイブリッド車 | |
車体重量 | 1,320kg | 1,380kg | 1,270~1,300kg | 1,330~1,370kg | 1,350~1,380kg | 1,410~1,440kg |
最高出力 | 80kW(109PS)
/6,000rpm |
54kW(74 PS)
/4,800 rpm |
88kW(120PS)
/6,600rpm |
67 kW(91 PS)
/5,500 rpm |
95kW(129PS)
/6,600rpm |
81 kW(110 PS)
/6,000 rpm |
最大トルク | 136Nm(13.9kgm)
/4,400rpm |
111Nm(11.3 kgm)
/3,600-4,400 rpm |
145Nm(14.8gm)
/4800-5,200rpm |
120Nm(12.2kgm)
/3,800-4,800 rpm |
153kW(15.6kgm)
/4,600rpm |
134 kW(13.7kgm)
/5,000 rpm |
2代目シエンタとの差は絶望的なものですが、エンジンを一新した3代目シエンタでも及ばないのです。
同じエンジンを積むヤリスの車両重量は1トン以下ですから、シエンタがいかにアンダーパワーかがわかりますね。
また、ハイブリッドの場合もフリードがシステム最高出力で圧倒しています。
区分 | 2代目(170系) | 3代目(10系) | 現行フリード(GB5/6/7/8) |
---|---|---|---|
最高出力 | 45kW(61PS) | 59kW(80PS) | 22kW(29.5PS) |
システム最高出力 | 73kW(100PS) | 85kW(116PS) | 101kw(137PS) |
最大トルク | 169 Nm(17.2 kgm) | 141 Nm(14.4 kgm) | 160Nm(16.3kgm) |
フリードの場合、最高出力は出ていませんが、最大トルクはありますから問題無いのです。
フリードの「SPORT HYBRID i-DCD」では坂道などパワーが必要な時はクラッチを接続させて1モーター+エンジンによるスポーツ走行に切り替わるのです。
坂道で下がるのはCVTの特性だがヒルスタートアシストコントロールがあれば大丈夫
昔のトルクコンバーター式のオートマチックの場合はクリープ現象といって、アクセルを踏まなくても微妙に前進してしまうのですが、上り坂ではこれで助かっていました。
CVTの場合は原理的にクリープ現象は無いのですが、それはそれで不便で評判も悪いので弱いクリープ現象は生じるように設定されている場合がほとんどです。
シエンタもそうなのですが、弱いクリープ現象ではこの急な上り坂なんかでは下がってしまうことがありますし、CVTのレスポンスの悪さもマイナスですね。
これは、左足でブレーキを踏みながらアクセルを踏めば解決するのですがシエンタの場合、2代目(170系)以降は「ヒルスタートアシストコントロール」が付いています。
これは、坂道などでブレーキからアクセルに踏み変えるときに、ブレーキペダルから足を離し約2秒間ブレーキを保持し、坂道の発進をサポートしてくるのです。
引用元:https://toyota.jp/safety/scene/starting/
もちろん2秒経てば車は後退してしまいますが、普通ならこれで大丈夫なはずです。
ただ、初代(80系)にはこの機能はオプションでもありません。
まとめ
シエンタが坂を登らないというのはパワー不足という初代からの課題でした。
3代目になってエンジンはパワーアップしたのですが、それでもアンダーパワーは解消されず、未だにフリードに追いつけないでいます。
ただ、燃費はフリードを圧倒していますから、登り坂の頻度が低いなら我慢しますかね。
また、坂道で下がる問題は、2代目、3代目シエンタではあまり気にしないでいいと思いますよ。
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だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
例えば、出金を減らす手段として思い浮かべるものは「値引き」ではないでしょうか?
確かに値引き額が大きくなればなるほど出金を減らすことは出来ます。
しかし、現実は排気量の小さな小型車の値引きは各メーカーともに大きくありません。薄利多売で利益を出す戦略だからですね。
だからといって、諦める必要はありません。
方法はあるのです。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
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