マツダの人気SUV、CX-5の購入を検討する中で、多くの人が前期モデルと後期モデルの違いについて疑問を抱くのではないでしょうか。
CX-5には初代にあたるKE系と、現行モデルであるKF系が存在し、それぞれにマイナーチェンジによる前期・後期の区分があります。
デザインや性能、装備など、年式によって細かな違いがあるため、どのモデルが自分に最適なのかを見極めるのは簡単ではありません。この記事では、CX-5の前期と後期の違いを、KE系とKF系に分けて徹底的に比較・解説します。
- CX-5の年式ごとのモデルチェンジの歴史
- 初代KE系と2代目KF系の前期・後期の具体的な違い
- 中古車選びで後悔しないためのポイント
- 予算やライフスタイルに合わせた最適なモデルの選び方
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CX-5 前期・後期の違いを理解するための年式違いの基礎知識
- CX-5のマイナーチェンジの歴史を前期後期に分けて解説
- KE系前期・後期はいつから
- KF系前期・後期はいつから
- KE系前期・後期の違い
- KF系前期・後期の違い
- KE系とKF系の違い
CX-5のマイナーチェンジの歴史を前期後期に分けて解説
マツダという自動車メーカーは、常に最新の技術をユーザーに提供するという考え方から、比較的短期間で頻繁に商品の改良を行っています。
CX-5も例外ではなく、デビュー以来、ほぼ毎年のように何らかの改良が加えられてきました。これは、トヨタのRAV4や日産のエクストレイルといった強力なライバルがひしめくSUV市場で競争力を維持し、車の価値を高め続けるための戦略です。
特に大きな変更が加えられたタイミングは「マイナーチェンジ」や「フルモデルチェンジ」と呼ばれていますが、小規模な年次改良なども行われています。
CX-5においては、この大きな変更を境に「前期」と「後期」に分けて呼ばれることが一般的です。年式による違いを正しく理解することが、満足のいくCX-5選びの第一歩と言えるでしょう。
CX-5の主なモデルチェンジ履歴
- 2012年2月:初代CX-5(KE系)デビュー
- 2015年1月:KE系の大きなマイナーチェンジ(後期モデルへ)
- 2017年2月:2代目CX-5(KF系)へフルモデルチェンジ
- 2021年12月:KF系の大きなマイナーチェンジ(後期モデルへ)
このように、CX-5の歴史は大きく分けて4つのフェーズに分類できます。次項から、それぞれのモデルがいつからいつまでの期間に相当するのかを詳しく見ていきましょう。
KE系前期・後期はいつから
初代CX-5、通称KE系は、マツダのデザインテーマ「魂動(こどう)」と、SKYACTIV技術を全面的に採用した最初のモデルとして2012年2月に登場しました。
このKE系における前期と後期の区分は、2015年1月に行われたマイナーチェンジが基準となります。
- KE系 前期:2012年2月 ~ 2014年12月生産モデル
- KE系 後期:2015年1月 ~ 2017年1月生産モデル
後期モデルでは、内外装のデザイン変更や安全装備の進化、乗り心地の改善など、多岐にわたる改良が実施されました。
KF系前期・後期はいつから
2代目CX-5、通称KF系は、初代のコンセプトを深化させ、より上質で洗練されたSUVとして2017年2月にフルモデルチェンジを果たしました。
このKF系における前期と後期は、メーカー自ら「大規模な商品改良」と銘打った2021年12月のビッグマイナーチェンジを境に区別されます。
- KF系 前期:2017年2月 ~ 2021年11月生産モデル
- KF系 後期:2021年12月 ~ 現在のモデル
後期モデルでは、デザインが大幅に刷新されたほか、ボディ剛性の向上やサスペンションの改良により、乗り心地が劇的に進化しているのが大きな特徴です。
KE系前期・後期の違い
初代KE系では、2015年1月のマイナーチェンジで多岐にわたる改良が施されました。特に中古車市場でKE系を検討する際には、この前期・後期の違いを把握しておくことが重要です。
項目 | KE系 前期 | KE系 後期 |
---|---|---|
フロントグリル | 横フィンタイプ | グレーメタリック塗装の横フィンタイプ |
ヘッドライト | ハロゲンまたはHID | LEDヘッドランプを新たに採用 |
電動パーキングブレーキ | なし(サイドブレーキ) | 採用(センターコンソールがすっきり) |
マツダコネクト | なし | 採用(7インチディスプレイ) |
安全装備 | 基本的な安全装備 | i-ACTIVSENSEが進化(ALHなど) |
外観では、フロントグリルのデザイン変更が最も分かりやすいポイントです。内装では、電動パーキングブレーキの採用が大きな違いで、これによりセンターコンソール周りのデザインがすっきりと洗練されました。また、ナビゲーションやオーディオを統合制御する「マツダコネクト」の採用も後期からの特徴です。
KF系前期・後期の違い
2代目KF系の前期と後期では、デザイン、走行性能、快適装備のすべてにおいて大きな進化が見られます。特に乗り心地の改善は目覚ましく、多くのユーザーから高く評価されています。
主な変更点は以下の通りです。
項目 | KF系 前期 | KF系 後期 |
---|---|---|
ヘッドランプ | 丸みを帯びたデザイン | シャープな4眼LEDデザイン |
フロントグリル | メッシュパターン | ブロックメッシュパターン |
乗り心地 | スポーティでやや硬め | ボディ剛性向上で大幅に改善 |
ドライブモード | ドライブセレクション | Mi-DRIVE(オフロードモード追加※) |
ワイヤレス接続 | なし | Apple CarPlayがワイヤレス対応 |
荷室 | 標準的な仕様 | 床面フラット化、サブトランク容量拡大 |
2.5Lターボ | あり | グレード整理 |
※オフロードモードは一部グレードのみ
外観は、ヘッドランプとテールランプのデザインが丸基調から四角い印象へと変更され、より精悍なイメージになりました。
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現行CX-5(KF系)前期 | 現行CX-5(KF系)後期 |
引用元:https://www.mazda.co.jp/globalassets/assets/carlife/accessories/support/info_lib/history/common/pdf/ac-catalog/cx-5/cx-5_2011archive.pdf https://www.mazda.co.jp/cars/cx-5/accessories/signature-style/
しかし、最も大きな違いは乗り心地です。
後期モデルでは車体フレームにまで手が加えられ、路面からの不快な突き上げや振動が大幅に低減しました。これにより、上質で快適な乗り心地を実現しています。
一方で、前期型に設定されていたパワフルな2.5Lガソリンターボエンジンが後期型ではグレード整理された点も重要な違いです。
KE系とKF系の違い
KE系からKF系への進化は、単なるデザイン変更にとどまらない「フルモデルチェンジ」です。車の骨格から走り、内外装の質感に至るまで、あらゆる面で大幅な進化を遂げています。
KE系からKF系への主な進化点
現行CX-5(KF系)の前期と後期のエクステリアの違いを見ていきましょう。
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現行CX-5(KF系)前期 | 現行CX-5(KF系)後期 |
引用元:https://www.goo-net.com/catalog/MAZDA/CX5/ https://car.motor-fan.jp/catalog/MAZDA/10252021/201202 https://www.mazda.co.jp/cars/cx-5/
- デザインの深化:魂動デザインがより洗練され、彫りの深い立体的な造形から、面の美しさを際立たせる「引き算の美学」を取り入れたエレガントなスタイルへと進化しました。
- 走行性能の向上:エンジンの駆動力を緻密に制御し、スムーズで安定したコーナリングを可能にするG-ベクタリングコントロール(GVC)を初採用。ドライバーの意のままに操れる一体感が向上しています。
- 内装の質感向上:ダッシュボードを水平基調のデザインとし、素材の質感やスイッチ類の操作感にもこだわることで、プレミアムブランドに匹敵するほどの高い質感を獲得しました。
- 安全性能の進化:レーダークルーズコントロールが全車速追従機能付きになるなど、先進安全技術「i-ACTIVSENSE」が大幅に進化し、より安全で快適な運転をサポートします。
言ってしまえば、KF系はKE系の正常進化版であり、すべての面でクオリティが向上しています。もちろん、その分中古車価格も高くなりますが、走りの質や内外装の高級感を重視するならKF系がおすすめです。
CX-5 前期・後期の違いを踏まえた賢い選び方
- 中古車を探す際の注意点と相場
- 認定中古車を選ぶメリットとは
- ディーゼル後悔しないための知識
- KE系は前期・後期どっちがおすすめ?
- KF系は前期・後期どっちがおすすめ?
- 総括:CX-5 前期・後期の違い
中古車を探す際の注意点と相場
CX-5を中古車で探す際には、いくつか注意すべきポイントがあります。特にディーゼルモデルは、その特性を理解した上で選ぶことが重要です。
まず相場観ですが、年式が新しくなるほど、また走行距離が少なくなるほど価格は高くなります。特にKF系の後期モデルはまだ高値で推移していますが、前期モデルは価格がこなれてきており、狙い目と言えるでしょう。
中古車価格相場の目安
- KE系 前期:約80万円~150万円
- KE系 後期:約120万円~200万円
- KF系 前期:約170万円~280万円
- KF系 後期:約250万円~380万円
※2024年現在の相場。グレードや車両状態で大きく変動します。
中古車選びで特に注意したいのが、ディーゼルエンジン特有のメンテナンスです。
ディーゼル車選びの注意点:DPFの状態を確認
ディーゼルエンジンには、排出ガスに含まれるPM2.5などの微粒子を捕集するDPF(Diesel Particulate Filter)という装置が装着されています。このDPFに溜まった煤(すす)は、一定の高温状態で走行することで自動的に燃焼・除去(DPF再生)されます。
しかし、短距離走行の繰り返しではエンジンやDPFが十分に温まらず、再生が正常に行われないことがあります。これが続くとDPFが詰まり、警告灯の点灯やエンジンの不調、最悪の場合は高額な交換費用が発生する可能性があります。
中古のディーゼル車を選ぶ際は、オイル交換履歴がしっかりしているか、前のオーナーがどのような乗り方をしていたか(主に長距離か、街乗りか)を確認できると安心です。
認定中古車を選ぶメリットとは
中古車選びに不安を感じる方には、マツダの認定中古車という選択肢がおすすめです。正規ディーラーが販売する認定中古車には、一般的な中古車販売店にはない多くのメリットがあります。
マツダ認定中古車を選ぶ主なメリット
- 厳しい品質基準:マツダが定める厳しい基準をクリアした、高品質な車両のみが販売されます。修復歴のある車は扱われません。
- 車両状態評価書の開示:第三者機関であるJAAI(日本自動車査定協会)による厳格な車両状態評価書が全車に付いており、車の状態を客観的に確認できます。
- 充実した保証:納車日から1年間・走行距離無制限の「さわやか保証」が無料で付帯します。さらに有料で保証を延長することも可能です。
- 全国ネットワークでのサポート:購入後のメンテナンスや万が一のトラブルの際も、全国のマツダ正規ディーラーで保証修理やサポートを受けられます。
価格は一般的な中古車よりも高めに設定されていますが、その分、購入後の安心感は絶大です。「安かろう悪かろう」を避け、長く安心して乗りたいと考えるのであれば、認定中古車は非常に賢い選択と言えるでしょう。
ディーゼル車購入で後悔しないための知識
CX-5の大きな魅力の一つが、力強く経済的なSKYACTIV-D(クリーンディーゼルエンジン)です。しかし、一部では「ディーゼルを選んで後悔した」という声も聞かれます。これは、ディーゼルエンジンの特性と自身の乗り方が合っていなかった場合に起こりがちです。
後悔しないためには、メリットとデメリットの両方を正しく理解することが大切です。
ディーゼルエンジンのメリット
ディーゼルの最大の魅力は、圧倒的なトルク(駆動力)です。
ガソリンエンジンよりも低い回転数から力強い加速を生み出すため、坂道や高速道路での合流、多人数乗車時でも余裕のある走りを楽しめます。
また、燃費性能に優れ、燃料である軽油がガソリンより安いため、長距離を走るほど経済的なメリットが大きくなります。
ディーゼルエンジンのデメリットと注意点
一方で、デメリットも存在します。
前述の通り、短距離走行中心の乗り方ではDPFの再生がうまくいかず、トラブルの原因になる可能性があります。
また、ガソリンエンジンに比べると、特有のエンジン音や振動が気になるという方もいるでしょう。メンテナンス面では、専用のエンジンオイルが必要であったり、定期的なインジェクターの清掃が推奨されたりと、ガソリン車よりも少し気を使う必要があります。
こんな人はディーゼル選びに注意!
- 主な用途が近所の買い物や送り迎えの方(年間走行距離が5,000km以下)
- エンジンの静粛性を最優先したい方
- こまめなメンテナンスが苦手な方
これらの項目に当てはまる場合は、スムーズで静かなガソリンエンジンモデルの方が満足度が高いかもしれません。
KE系は前期・後期どっちがおすすめ?
初代KE系で迷った場合、基本的な考え方としては装備が充実し、デザインも洗練された後期型がおすすめです。特に、電動パーキングブレーキとマツダコネクトが採用された点は大きなアドバンテージと言えるでしょう。
ただし、最大の目的が「とにかく安くCX-5を手に入れたい」ということであれば、前期型も十分に魅力的です。魂動デザインのスタイリッシュさや、SUVとしての基本性能の高さは前期型でも健在です。予算を最優先し、装備にはこだわらないという割り切った考え方ができるのであれば、前期型は非常にコストパフォーマンスの高い選択肢となります。
KF系は前期・後期どっちがおすすめ?
2代目KF系で前期と後期を比較する場合、選択の基準はより明確になります。「乗り心地」と「最新機能」を重視するなら、間違いなく後期型がおすすめです。
後期型で施されたボディ剛性の強化や足回りの見直しによる乗り心地の向上は、誰が乗っても体感できるほどの大きな進化です。長距離運転の疲労度が全く異なり、同乗者からの評判も良くなるでしょう。また、ワイヤレスのApple CarPlayや進化した安全装備など、日々の運転を快適にする機能が充実しているのも後期型の魅力です。
一方、前期型がおすすめなのは、パワフルな2.5Lガソリンターボエンジンを求める方です。このエンジンは後期型では選べないため、ディーゼルの力強さとはまた違う、高回転までスムーズに吹け上がる爽快な加速フィールを味わいたい方にとっては、前期型が唯一の選択肢となります。また、乗り心地に関しても「前期型のダイレクト感のあるスポーティな乗り味が好み」という方もいるため、これは一概に後期型が優れているとは言えません。もちろん、価格が後期型よりも手頃な点も大きなメリットです。
総括:CX-5 前期・後期の違い
- CX-5には初代KE系と2代目KF系があり、それぞれに前期と後期が存在する
- KE系の前期・後期は2015年1月のマイナーチェンジを境に区別される
- KF系の前期・後期は2021年12月のビッグマイナーチェンジが基準となる
- KE系は後期から電動パーキングブレーキやマツダコネクトが採用された
- KF系は後期で内外装デザインが刷新され、特に乗り心地が大幅に向上した
- KF系の後期ではワイヤレスApple CarPlayなど快適装備も充実している
- 一方で、KF系の前期にのみ設定のあった2.5Lガソリンターボは後期でグレード整理された
- 中古のディーゼル車を選ぶ際はDPFの状態に注意が必要である
- 短距離走行がメインのユーザーはディーゼルエンジンとの相性が良くない可能性がある
- 車の状態に不安がある場合は、品質と保証が充実したマツダ認定中古車がおすすめ
- 予算を最優先するならKE系前期、バランスを求めるならKE系後期が選択肢になる
- 乗り心地と最新機能を重視するならKF系後期が圧倒的におすすめである
- スポーティな走りとコストを重視するならKF系前期も非常に魅力的だ
- 最終的にはデザインの好み、求める走り、予算を総合的に判断して選ぶことが重要
- 自分のライフスタイルに合ったモデルを選ぶことが後悔しないための最大の秘訣である
CX-5を限界値引きから更に安く購入する方法!
CX-5を新車で購入する時、「出来るだけ安く購入したい!」と思いませんか?
CX-5も安全装備の充実等によりディーゼルの最上級グレードの車両本体価格が約390万円とかなりの高額になっています。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
例えば、出金を減らす手段として思い浮かべるものは「値引き」ではないでしょうか?
確かに値引き額が大きくなればなるほど出金を減らすことは出来ます。
しかし、人気車の値引きは各メーカーともに大きくありません。値引かなくても売れますからね。
だからといって、諦める必要はありません。
方法はあるのです。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので確認してみて下さい。
一度、知っている方法か確認してみても損することはありませんよ!
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