電動パーキングブレーキは便利な装備です。
自動でパーキングブレーキがかかるのも便利ですが、もっといいのは自動的に解除してくれることです。
パーキングブレーキの解除のし忘れも無くなりますし、中途半端な解除で引きずることもありません。
しかし、そんな電動パーキングブレーキにスズキが開発したものはまだないのです。
エネチャージなど新技術の開発に熱心な会社なのにです。
ここでは、まずパーキングブレーキがどんなものかをおさらいしたうえで、スズキ電動パーキングブレーキはいつ登場するかを考えてみます。
また、投入するとしたら、ハスラーなのかスペーシアなのかソリオなのかも占ってみましょう。
新車を安く購入する値引以外の方法!
新車を購入する時、「出来るだけ安く購入したい!」と思いませんか?
昨今の新車は安全装備の充実等により軽自動車でも200万円超えは珍しくありませんし、以前では300万円台の車種も500万円以上に価格が跳ね上がっていることも珍しくなくなりました。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
出金を減らす手段は「値引き」だけではありません。
人気車種やモデルチェンジ直後など例え値引きが渋くても諦める必要はありません。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので一度確認してみて下さい。
電動パーキングブレーキはどんなもので、スズキの電動パーキングブレーキはいつ登場?
まず、電動パーキングブレーキはどんなもので、スズキの電動パーキングブレーキはいつ登場するかです。
- 電動パーキングブレーキはどんなもの?
- スズキの電動パーキングブレーキはいつ登場するの?
電動パーキングブレーキはどんなもの?
電動パーキングブレーキを操作するのは、例えばトヨタならこんなボタンです。
引用元:https://global.toyota/jp/download/24429409/
オートモードにしておけば、シフトレバーをP以外からPにすれば勝手にパーキングブレーキがかかります。
パーキングブレーキを解除するにはシフトレバーをPからP以外にすれば、これも自動で解除されます。
このボタンにすら触る必要は無いのです。
では、何のためにこのボタンが付いているかというと、マニュアル操作のためなのです。
オートモードをOFFにしておいて、パーキングブレーキスイッチを引けばパーキングブレーキがかかりますし、押せば解除されます。
ブレーキペダルを踏みながら操作するのは言うまでもありません。
この装置を使っていると、停車時にパーキングブレーキをかける習慣が無くなりそうで、便利ですが少し怖いかもしれません。
スズキの電動パーキングブレーキはいつ登場するの?
では、スズキの電動パーキングブレーキはいつ登場するのでしょうか。
国内自動車メーカーの動向
国内自動車メーカーで電動パーキングブレーキを投入していないのはスズキだけです。
スズキより販売台数が少ないスバル、三菱、ダイハツだって電動パーキングブレーキを投入しているのにです。
「ランディには電動パーキングブレーキがあるじゃない」と言われるかもしれませんが、あれはトヨタのOEM、要するにノアなのです。
スズキが電動パーキングブレーキを投入しない理由
電動パーキングブレーキを採用しない理由はコストです。
スズキの場合は他社に比べて軽自動車のウエイトが高いのですが、価格も安く利益率も低いため、スズキで吸収はできません。
だからといって、安易に価格に転嫁すれば価格競争力を喪失してしまうのです。
今のところ、それだけのコストに見合う販売上のメリットを見出していないものと思われます。
いつになったら電動パーキングブレーキを投入する?
スズキが電動パーキングブレーキを投入するとしたら、電動パーキングブレーキを付けない事が販売上ネガティブに働くと判断したときです。
ユーザーが電動パーキングブレーキが付いていなくても安い方がいい、あるいは電動パーキングブレーキに魅力を感じなかったら採用する必要は無いのです。
問題は電動パーキングブレーキがいろんな安全装備のキーになることです。
電動パーキングブレーキ装着車にはブレーキを踏んで停止したときにブレーキ機能を保持し、停止状態を維持する「オートブレーキホールド」がセットで付いてくるものです。
ススキはステレオカメラの採用で、全車速追従機能付きのアダプティブクルーズコントロールを手に入れました。
しかし、電動パーキングブレーキが無いこと(だけではないかもしれませんが)で、先行車が停止すると自車も停止するのですが、約2秒でブレーキは解除され、必ずブレーキペダルを踏む必要があるのです。
特にスズキの売れ筋モデルのライバル車が電動パーキングブレーキを採用し、安全性能の差が看過できなくなったとき、販売に影響しそうなときは投入がありそうですね、
投入するとしたらハスラー?スペーシア?ソリオ?
投入するとしたら、ハスラーなのでしょうか、スペーシアなのでしょうか、それともソリオなのでしょうか。
- 投入するとしたらハスラー?
- 投入するとしたらスペーシア?
- 投入するとしたらソリオ?
投入するとしたらハスラー?
引用元:https://www.suzuki.co.jp/car/hustler/styling/
ずばりハスラーのライバルはダイハツのタフトです。
そして、タフトは電動パーキングブレーキもオートブレーキホールドも装備しています。
ハスラーの2021年の販売台数は82,486台で、タフトは62,278台、だいたいこの比率で推移しています。
ただ、タフトの登場でハスラーの販売が落ちたわけではありません。
また、2020年1月にフルモデルチェンジしたばかりですので、早い時期の電動パーキングブレーキは無いのではないでしょうか。
投入するとしたらスペーシア?
引用元:https://www.suzuki.co.jp/car/spacia/styling/
スペーシアののライバルはホンダのN-BOXやN-BOXカスタムでしょう。
そして、N-BOXやN-BOXカスタムにも電子制御パーキングブレーキやオートブレーキホールドは装備されています。
N-BOXはホンダのベストセラーカーですが、電動パーキングブレーキの無いスペーシアも健闘していて、毎年10万台を超えるセールスを記録しています。
ということは電動パーキングブレーキが無いことは販売上は問題ないのかもしれません。
モデルチェンジは2017年12月ですから、そろそろフルモデルチェンジの時期で2023年にもモデルチェンジと言われてます。
2021年のマイナーチェンジでも結局見送られたところですし、軽自動車が第1号になるものでしょうか。
投入するとしたらソリオ?
引用元:https://www.suzuki.co.jp/car/solio/styling/
ソリオのライバルはトヨタのルーミーですが、かなり水を開けられた状況です。
もともとはこのクラスのミニバンの先駆者だったソリオですが、安全装備を拡充してきたルーミーに押されっぱなしでした。
2020年12月にフルモデルチェンジして販売台数を多少伸ばしましたが、ルーミーに迫ることもできませんでした。
ルーミーは全車速追従式クルーズコントロール、電気式パーキングブレーキ、停止保持機能を搭載しています。
好調なハスラーやスペーシアはともかく、ソリオにはテコ入れが必要なのです。
そして、マイナーチェンジでの電動パーキングブレーキ投入が噂されているのです。
まとめ
個人的には電動パーキングブレーキは不要と思いますが、各種安全装備の前提であるからにはスズキもいつまでもこのままというわけにはいかないでしょう。
そして、初めて採用するのはおそらく普通車だと思われますし、ルーミーに苦戦しているソリオの可能性は高いのかもしれません。
いったん採用されたら開発費の回収や大量生産によるコストダウンが必要ですから、一気に複数モデルで採用されるかもしれませんね。