ほとんどの車はガソリンなどの燃料が少なくなってきたら燃料警告灯で知らせてくれます。
ただ、この警告灯、ガソリンランプとも言いますが、点灯する場合と点滅する場合があるようなのです。
ここでは、このガソリンランプの点灯と点滅の違いは何なのかをまず確認します。
また、一番気になるのは残り1メモリでどれくらい走れるかです。
このあたりもチェックしておきましょう。
ガソリンランプの点灯と点滅に違いは?
まず、ガソリンランプの点灯と点滅の違いは何なのかを確認しておきましょう。
- ガソリンランプの点灯と点滅の違いはない
- ガソリンランプの作動の仕方はいろいろとある
ガソリンランプの点灯と点滅に違いはない
いきなり結論から言うと、ガソリンランプの点灯と点滅の違いはありません。
残りの燃料が乏しくなってきたので、なるべく早く、高速道路なら直ちに給油してくださいということです。
これを知らせるために燃料警告灯、ガソリンランプが点灯するのですが、そのパターンが後述するようにいろいろとあるのは確かです。
ガソリンランプの作動の仕方はいろいろとある
ガソリンランプの作動の仕方はいろいろとあります。
昔から一番多いのはガソリンランプが点灯するパターンです。
しかし、例えば先代アクアなどは燃料メーター最後の1目盛りになったら、目盛りが点滅してガソリンランプの役割を果たします。
また、デイズは燃料メーターの最後の1目盛りが点滅した後にガソリンランプが点滅する仕組みになっています。
だから、点滅したらとても危ないというような意味ではありません。
燃料計の残り1目盛りでどれだけ走れる?
では、燃料計の残り1目盛りでどれだけ走れるのでしょうか
- 燃料計の残り1目盛はまちまち
- ガソリンランプが作動してから走れる距離はわかる
燃料計の残り1目盛はまちまち
これもいきなり結論から言うと、燃料計の残り1目盛はまちまちです。
もともと自動車の燃料計の目盛り自体が燃料の残量の割合を正確に示すものでないことは皆さんご存じのはずです。
100キロくらい走っても満タン表示の車はいくらでもありますし、半分になったからといって実際の燃料が半分なわけでもないのです。
なぜかというと、この目盛りはタンク内のフロートの位置を示しているだけだからです。
例えばデイズなんかは残り目盛りがほぼなくなってからガソリンランプが点灯しますからこれから100キロくらいは走れるのです。
燃料計の残り1目盛で走れる距離は車種によって違うとしか言いようがありません。
ガソリンランプが作動してから走れる距離はわかる
ガソリンランプが作動してから走れる距離はある程度わかります。
というのも、ガソリンランプが点灯した段階で残り何リットルあるかはたいていの場合マニュアルに記載されているからです。
ガソリンランプは日本車の場合、燃料タンク容量の15%以下になると点灯するように設定されているといいます。
また、旧道路公団時代は高速道路のガソリンスタンドの最長間隔が50キロだったので、点灯してもその程度は走れるということだったともいいます。
ただ、高速道路の話はガソリンスタンド空白区間が最長約183kmになった現代では意味のない話です。
実際の車でいくつか事例を申し上げると、アクアで5.4リットル、ノートe-powreで5.5リットル、デイズで6.5リットルで、このあたりはマニュアルに記載されています。
ハスラーはマニュアルに記載があるいませんがディーラー情報によると4リットルのようですね。
これにカタログ燃費ではなくご自身で把握している燃費をかければ残り何キロ走れるかはわかることはわかります。
ただ、残量はあくまで目安ですし、燃費も状況によって変わりますのであまり冒険はすべきではないでしょう。
ガス欠に至ると、車にダメージを、具体的には、燃料ポンプ、インジェクターなどの寿命が短くなる可能性もありますし、直噴エンジンの場合はノズルを傷めるおそれもあります。
また、燃料のパイプラインも空っぽになるため、給油してセルモーターを多く回すことによってガソリンを行きわたらせることになり、セルモーターやバッテリーに負担をかけることにもなるのです。
特にディーゼル車の場合はガソリン車以上にダメージも大きく、エア抜きの作業などがの面倒が待っています。
まとめ
ガソリンランプは便利なものです。
もちろんすぐに給油しなければならないのですが、自分の行きつけのガソリンスタンドに行けるくらいの余裕はあるからです。
ただ、高速道路で点灯すると慌てることになるかしれません。
ガソリンランプが点いても、どんなに短くても50キロ、車種によったら100キロは走れますが、ガソリンスタンド間隔150キロ以上が16か所ありますし。100キロ以上もいくらだってあるからです。
だから、高速道路では皇族可能距離表示やガソリンランプを過度に信用せずに早めの給油を心がけましょう。
また、危ないと思ったら、走れるうちに非常駐車帯に停車してください。