ヴェルファイアの大型コンソールは後付けできる?

トヨタの最高級ミニバン、アルファードとヴェルファイアは、その広々とした車内と圧倒的な存在感、高級感で知られています。

特に、大型コンソールボックスは、その豪華な内装をさらに際立たせるアイテムです。

この記事では、ヴェルファイアの大型コンソールボックスを紹介し、なぜ後付けが必要なのか、どのグレードに必要なのかを説明していきます。

そのうえで、後付けの方法や費用に加え、DIY可能なのか、ディーラーで施工できるのか、他の方法はないのかもチェックしていきましょう。

大型コンソールを後付けすることで、ヴェルファイアの車内はぐっと豪華になりますが、思った以上に大変であることもお分かりいただけると思います。

  • ヴェルファイアの大型コンソールと、それが内装の質感、豪華さをどのように向上させるか
  • 大型コンソールの取り付け方法と費用
  • DIYでの取り付け可能性とディーラーに頼めるか
  • もっと安価で簡単にできる方法

ヴェルファイアの大型コンソールの後付けが必要なわけは?

ヴェルファイア 大型コンソール 後付け

最初に、ヴェルファイアの大型コンソールの後付けが必要なわけを、大型コンソールとはどういうもので、どんなグレードに付いているかも含めて説明していきましょう。

  1. ヴェルファイアの大型コンソールとは?
  2. 大型コンソールの後付けが必要な理由とグレードは?

ヴェルファイアの大型コンソールとは?

まず、ヴェルファイアの大型コンソールはどんなものかです。

百聞は一見に如かず、画像をご覧ください。

引用元:https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/21800077.html

30系ヴェルファイアの上級グレードの装備ですが、ふたを兼ねたアームレストは皮革貼りで、非常に豪華です。

リアエンドボックスも付いていて、収納力も圧倒的なのです。

ただ、ヴェルファイアに似合う、ヴェルファイアだからこそ付いていてほしい装備ですね。

ちなみに、40系にだって豪華な大型コンソールボックスは付いています。

引用元:https://toyota.jp/vellfire/

ただ、今のところ、アルファードを含めて全グレード標準装備なので、後付けの議論は起きようがないのです。

大型コンソールの後付けが必要な理由とグレードは?

次は、大型コンソールの後付けが必要な理由とグレードです。

大型コンソールの後付けが必要な理由

大型コンソールの後付けが必要な理由は、大型コンソールではないスタンダードタイプとの差があまりにも大きいことです。

大型コンソール スタンダードコンソール

引用元:https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/21800077.html

大きさが違うので、リアエンドボックスも含めた収納性にかなりの差があるのは間違いありません。

しかし、それ以上に大きいのは見た目のあまりの違いでしょう。

機能的にはともかく、スタンダードタイプには大型コンソールの持つ豪華さは皆無なのです。

後付けが必要なグレード

後付けが必要なグレードはベースグレードのエアロボディのZ、ノーマルボディのXです。

ハイブリッド車のZとXについては、スタンダードタイプとはいえ大型のコンソールです。

木目調の加飾があるハイグレードタイプと比べるといささか地味ですが、ノーマルタイプよりは明らかに豪華です。

マイナーチェンジ後追加されたZ’Aエディションもスタンダードタイプです。

ちなみに、特別仕様車のGOLDEN EYESはZ、あるいはZ’Aエディションベースなので、ガソリン車はハイグレード(金属調加飾+メタルウッド)とはいえ大型ではありません。

こうした大型ではないコンソールを装着したグレードは後付けが必要とまでは言えなくても、後付けしたくなるのではないでしょうか。

ヴェルファイアの大型コンソールの後付をするにはどうすればいい?

ヴェルファイア 大型コンソール 後付け

ここでは、ヴェルファイアの大型コンソールの後付けをするにはどうすればいいかを、後付けの方法、費用、DIYの可能性、ディーラーに頼めるか、他に方法はないかを説明していきます。

  1. 後付けの方法と費用は?
  2. DIYでできる?
  3. ディーラーならやってくれる?
  4. 安く簡単に済ませる方法もある

後付けの方法と費用は?

まず、後付けの方法と費用はどうかです。

ヴェルファイアの大型コンソールボックスを後付けする際には、今付いているコンソールと運転席、助手席のアームレストを外して、大型コンソールを設置することになります。

こう書くと簡単そうに聞こえるかもしれませんが、まず部品の調達からして大変なのです。

交換用のキットがあるわけではありませんから、必要なパーツの洗い出しからはじめなければなりません。

これは馴染のディーラーのメカの方に時間を割いてもらって作業するしかありません。

コンソール本体だけでなく、固定用のブラケットや必要に応じて配線類も手配する必要がありますし、カーペットの処理もしなければなりません。

部品点数は十数点、場合によったら20点にのぼり、部品代だけで15万円から20万円もかかるようです。

これに工賃がかかるわけですから、相当な費用になるのは覚悟する必要があります。

20万円を超えるのは間違いないでしょう。

DIYでできる?

次は、DIYでできるかです。

これはこの動画を見ていただければわかると思いますが、普通のスキルでは絶対に無理です。

運転席、助手席をはじめ、邪魔になるパーツはすべて取り外し、床のマットは新しいものに張り替えています。

手慣れた方2人で結構な時間をかけて作業しておられますね。

コンソールの交換で、外して大型コンソールを付けるだけなのでDIYで簡単にできるだろうと思ったら大間違いなのです。

ディーラーならやってくれる?

次に、ディーラーならやってくれるかです。

大型コンソールの後付けは、ディーラーによって対応が異なり、一般的にはやってもらえないと思った方がいいでしょう。

それでも、一部のディーラーでは専門的な改装ビズネスとして見積もりも施工もしてくれるようです。

しかし、全てのディーラーがこの種のカスタマイズに対応しているわけではないため、施工してくれるディーラー、あるいは整備工場を探すこと自体が大変でしょう。

ただ、ディーラーにお願いすると、パーツ代に加えて結構な工賃がかかるのは間違いありません。

Webでも、大型コンソールの装備を考えたけど、30万円という費用を聞いて目が覚めて断念したという話もあるくらいですから。

安く簡単に済ませる方法もある

次に、安く簡単に済ませる方法もあるので、それを紹介しておきましょう。

それは、純正のスタンダードコンソールの上に乗せるタイプの製品です。

動画を紹介しましょう。

純正のアームレストを残す仕組みなので、よく見ると大型コンソールとは違いますが大きな違いではありませんし、十分に豪華です。

価格は税・送料込み39,800円と、この手の製品にしては高価ですが、純正パーツに交換する費用や手間を考えるとお得に感じます。

この、税込み99,800円+送料1,000円の製品は高価ではありますが、純正に見間違う質感で、ピアノブラック・木目調・黒木目の調3種類から選べます。

ふただって純正と同じ左右両側から開けられます。

総括:ヴェルファイアの大型コンソールは後付けできる?

この記事でお伝えしたポイントを箇条書きでまとめました。

  • ヴェルファイアは大型コンソールの有無で内装の豪華さは全く違う
  • 大型コンソールが付いていないのはベースグレードのX、Z、Z’Aエディションと特別仕様車のGOLDEN EYES
  • 大型コンソールはスタンダードコンソールと交換するが、作業は広範囲で、部品発注、施工とも大変な作業
  • 費用は部品代だけで15~20万円、施工も含めれば20万円オーバー
  • 普通のスキルではDIYは不可能で、施工してくれるディーラーはあるが探すのは大変
  • スタンダードコンソールの上に乗せるタイプの社外品があって、数万円~10万円弱で入手可能