トヨタのプラドは、その優れた性能と高級感から多くのドライバーに愛されていますが、残念ながら人気が高いが故に、大きな盗難のリスクも伴います。
ここでは、プラドが盗難されやすいというのをデータで解析し、盗難されやすい形式や地域、そして色はあるのかを見ていきます。
また、盗難されやすい理由、盗難されやすい色の理由を説明し、防護策はどうすればいいかを考えていきます。
プラドは高価な車ですし、今は簡単に購入も出ない車です。
オーナーにすれば愛情を注がれていると思いますので、車両保険でカバーされても納得できないと思われます。
この記事では、TOYOTAマイカーサーチPlusを含めプラドを盗難から守るための具体的な情報と対策をお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
- プラドは盗難されやすいのかを客観的データでチェック
- プラドで盗難されやすい形式や年式、地域、色
- プラドが盗難されやすい理由、盗難されやすい色の理由
- 実効性の高い防犯対策を紹介
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詳細を下記の記事で説明していますので一度確認してみて下さい。
プラドは盗難されやすい?どんなタイプや色があぶない?
最初に、プラドは本当に盗難されやすいのかをチェックし、どんなタイプや色があぶないのかを見ていきます。
- プラドは盗難されやすいの?
- 盗難されやすい形式や年式、地域は?
- 盗難されやすいのはどの色?
プラドは盗難されやすいの?
まず、プラドは本当に盗難されやすいかです。
客観的データで見ていく
客観的データで見ていくと、プラドが盗難されやすいのは明らかです。
一般社団法人日本損害保険協会がまとめた「自動車盗難事故実態調査結果」を見てみましょう。
順位 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | プリウス | 12.9% | ランドクルーザー | 13.6% | ランドクルーザー | 16.9% |
2位 | ランドクルーザー | 9.3% | プリウス | 11.0% | プリウス | 10.6% |
3位 | レクサスLX | 5.9% | レクサスLX | 84% | アルファード | 6.9% |
ランドクルーザーにはプラドも含まれますが、盗難被害では他を圧倒していることがわかります。
年間盗難件数は3,000件弱ですが、ランドクルーザーは、たとえば2022年は450台も盗難にあっているのです。
レクサスLXの盗難も多いのですが、この車はランドクルーザーのレクサス仕様、いわば同類、姉妹車ですからね。
車両保険は?
車両保険の保険料率クラスも見ておきましょう。
車種 | ガソリン車 | ディーゼル車 |
---|---|---|
ランドクルーザープラド(150系) | 11 | 12 |
ランドクルーザープラド(120系) | 4 | 4 |
ランドクルーザー(300系) | 10 | |
ランドクルーザー(70系再復刻) | 10 | |
(参考)ハリアー | 8 |
車両保険は車の価格や事故の起こしやすさなども加味されますが、これを見る限りにおいては、高い盗難率の影響も大きいようですね。
ちなみにハリアーの盗難被害ランキングは10位に入るかどうかで、割合も1%台ですから、プラドに比べるとリスクは小さいのです。
盗難されやすい形式や年式、地域は?
次に、盗難されやすい形式や年式、地域はどうかです。
プラドは特定の年式が盗難の対象になりやすい傾向にあるようです。
特に、新しいモデルが市場に出ると、古いモデルの盗難率が上昇すると言われています。
中でも、95プラドやプラド120など、年式の古いモデルは高いリスクを抱えていますが、これは、パーツ需要やセキュリティ機能の古さが原因と考えられています。
プラドの盗難されやすい地域は、一般的には都市部で、国内では、群馬県やその他の一部地域で盗難が多発しているとされています。
こうした地域では、対策の強化が必要ですね。
盗難されやすいのはどの色?
次に、盗難されやすいのはどの色かです。
車の色がその盗難率にどのように影響するかについては、さまざまな要因が関わっていますが、盗難されやすさに影響があるのは間違いないようです。
ランドクルーザープラドに関して言えば、特定の色が盗難被害に遭いやすい傾向にあることが、いくつかの報告から明らかになっています。
なぜ、この色が盗難されやすいのかは後段で考察しますが、プラドの場合には、白や黒に加えてグレーが盗難されやすいようです。
これについては、先ほどのような客観的なデータがありません。
そのため、Web上の口コミなどを見るしかないのですが、特に、白や黒、グレーのプラドが盗難されたという報告が多いようです。
ただ、プラドの場合も白や黒の人気も高く購入割合も高いので、盗難に遭遇する確率については断定的なことは言えないかもしれません。
ちなみに、車両保険については白や黒だからといって保険料が高くなることはありませんおで、ご安心ください。
プラドが盗難されやすい理由と防護策は?
ここでは、プラドの盗難されやすい理由に加え、盗難されやすい色の理由と防護策はどうすればいいかを説明していきます。
- 盗難されやすい理由は?
- 盗難されやすい色の理由は?
- 防護策はどうすればいい?
盗難されやすい理由は?
まず、プラドが盗難されやすい理由です。
自動車盗難の場合、多くの犯人が高価な車種をターゲットに選びます。
ランドクルーザープラドは、その走破性と豪華なつくり、何よりも国内外での圧倒的な人気により、特に盗難の危機にさらされやすい車種となっています。
この盗難されやすさには、いくつかの具体的な理由があります。
国内外での高い人気
第1は、プラドは国内外での人気が急上昇しており、特に海外市場ではその強靭な造りと豪華な内装が高く評価されていることです。
このため、盗難するのには苦労しても、中古車市場への売却や海外への輸出は可能ですし、また、現金化までの時間も短く、確実に売却できるのです。
半導体供給不足による納車遅延
第2は、半導体供給不足による納車遅延です。
納車遅延により、プラドのリセールは押し上げられて、1年ものなら100%を大きく超え、3年落ちでも90%以上、場合によっては100%を超える場合もあるのです。
このことにより、高価換金、早期売却がより容易になっているのです。
パーツ需要の高さ
第3はパーツ需要の高さです。
プラドの場合、海外需要が旺盛なので、部品取りとしての価値も高く、盗難後にパーツに分解され、国外へ不正に輸出されるケースが後を絶ちません。
特にエンジンや内装パーツが高価で取引されているようです。
分解してパーツにして輸出するメリットは完成車輸出に比べてアシが付きにくいことです。
しかも、高値で売却できるのですから、盗難のリスク、分解の手間を補って余りあるのです。
盗難されやす色の理由は?
次は、盗難されやすい色の理由です。前のセクションで盗難されやすいのは白や黒、グレーと言いましたが、その理由は何なのでしょうか。
自動車の色が盗難率に及ぼす影響は、実際には非常に具体的な理由に基づいています。
まず、市場での人気が高い色、プラドの場合ではホワイトパールやブラック、グレーなどは、その高級感と普遍的な魅力から高い需要があります。
この人気のおかげで、この3色はリセールも高く、ということは盗難後も高価格で売却が期待できるのです。
また、パーツも高価で売買されやすいことを意味し、結果として盗賊にとって魅力的な対象となるのです。
また、可視性も影響すると言われています。
一般に、鮮やかな色や目立つ色は、夜間や低照明下でも目立ちやすく、これが盗賊を遠ざける要因となり得ます。
逆に、ダークカラーの車は夜間に盗難されやすいという報告があります。
これは、犯罪者が周囲に溶け込みやすく、目立ちにくい色を好むからです。
プラドの場合も、車を盗む側からすれば黒やグレーが狙いやすいかもしれません。
具体的な防護策は?
つぎに、プラド盗難の具体的な防護策はどうすればいいかです。
プラドを盗難から守るためには、多角的なセキュリティ対策を施すことが重要です。
以下の対策は、大事なプラドの盗難のリスクを減少させるために有効なものと思われます。
物理的対策
物理的対策というのは、鍵のようなものをかけて、自動車を動かなくいようにする、原始的と言えば原始的な対策です。
ハンドルロック
ハンドルを固定することで、盗難後の車両の操作を困難にします。
犯人が手早く車を動かせないようにする効果的な方法です。
タイヤロック
車のタイヤを固定することで、車両の移動を防ぎます。
すぐに気が付きますので、目に見える防犯装置としても、犯人に強い抑止力を提供します。
ブレーキペダルロック
ブレーキペダルロックというのは、ブレーキペダルが踏めないようにするシステムです。
今どきの車はブレーキペダルを踏まないことにはエンジンがかかりません。
もちろん盗難犯の手にかかれば解除は可能ですが、今のところ珍しい装備で、構造的なものもあって解除に時間がかかるのです。
また、タイヤロックのように無理やり走って破壊することもできないのです。
警報システム
警報システムというのは、車にアクセスしたり侵入したりして車が盗難されそうになっているのを知らせてくれるものです。
アラームシステム
不正な侵入や車両の動きを感知した際に、大音量で警報を発するシステムです。
プラドを盗もうとしている窃盗犯を驚かせ、周囲に警告を発してくれるのです。
通報システム
アラームが作動した際に、オーナーのスマートフォンや警備会社に自動で通報するシステムです。
車両追跡システム
GPSにより盗難された車両をリアルタイムで追跡するシステムです。
警察への迅速な報告と車両の回収に役立ちます。
犯人は盗んだプラドをできるだけ早く処分、場合によっては海外に持って行きますから、できるだけ早く見つけるためには有効なシステムなのです。
TOYOTAマイカーサーチPlusとは?
TOYOTAマイカーサーチPlusというのは、T-Connectで利用することのできる見守りサービスで、警報システムと車両追跡システムが備わっています。
150系プラドの場合、ディスプレイオーディオにしろオプションナビにしろT-Connectに対応していますから、問題なく加入できます。
T-Connect スタンダード、T-Connect エントリーであれば、初度登録日より60ヵ月点検(車検)月の末日までが無料、その後は3,630円/年(税込)または330円/月(税込)となります。
これに、年払いの場合で税込み2,420円(税込)、月払いで220円(税込)払えば、このTOYOTAマイカーサーチPlusに加入できるのです。
提供されているサービスはこんな感じです。
- オートアラームの作動を検知すると、メールや電話でお知らせ(アラーム通知)
- 顧客から要請があれば、オペレーターが車両の位置情報を追跡(車両の位置追跡)
- アラームを検知すると、エンジン停止を確認し、顧客から要請があれば、警備員を現場に派遣し状況を報告(警備員の派遣:1時間まで無料)
- エンジン、ハイブリッドシステムの始動を検知して、メールアドレスに通知(エンジン始動通知)
- アラームを検知すると、顧客から要請があれば、エンジンの再始動やステアリングロックの解除を禁止(リモートイモビライザー)
- マイカーサーチ機能付き(鍵の閉め忘れの通知、駐車場での自分の車を見失った時の自車位置確認、スマホからのドアの施錠確認・施錠)
オートアラームで、車への侵入を知らせてくれ、エンジンが始動すればリアルタイム追跡、リモートイモビライザーで盗難車の逃亡防止や速やかな回収に大きく寄与してくれます。
前述した対策との組み合わせで、高い効果を発揮してくれそうですね。
その他の対策
プラドを守るためにはそのほかにもやっておくべき対策がいくつかあります。
キーは必ず電波遮断型キーケースに入れる
最近の車の窃盗犯の手口は「リレーアタック」というものだそうです。
スマートキーが発する微弱な電波を中継、増幅して車のところまで持って行き、あたかもそこにスマートキーがあるかのように車に誤認識させるわけです。
スマートキーが常時電波を発する仕組みなのでどうしようもないように思いがちですが、簡単な対策があるのです。
これは実に簡単なことで、電波遮蔽タイプのキーケースに入れておけばいいのです。
安いものは300円くらいから手に入りますが、この製品でも税・送料込み598円です。
大きさはW10.0×D1.5×H14.3cmで入らないことはまずないはずですが、もし買うならお手持ちのスマートキーの大きさは確認しておいてください。
不審者がいるところでスマートキーを操作しない
車にアクセスするもう一つの手口は「コードグラバー」というもののようです。
これは、車の持ち主がスマートキーで操作するときの信号を拾い取って、ドアロック機能を盗み取る手口です。
これだけでは車は盗めないのですが、車に侵入すれば盗難のハードルはかなり下がります。
近所に不審者がいる状態でリモコンキー操作はしないことです。
人通りの多い、街灯の光が当たる駐車場を選ぶ
もちろん、屋根や壁で遮蔽された駐車場が望ましいのですが、人通りの多い、街灯の光が当たる駐車場を選べれば、盗難には効果的です。
窃盗犯は物理的障壁やアラートシステムは時間があれば簡単に解除します、
また「CANインベーダー」といといって、ECU(エンジンコントロールユニット)から車両の隅々まで張り巡らされているCANからECUを乗っ取ることさえしてしまいます。
こうした作業はそれなりに時間がかかりますから、人通りの多い明るい場所は避けるのが普通です。
間違ってアラートなんかが、人が通っているときに鳴った日には目も当てられません。
このように、人通りの多い、街灯の光が当たる駐車場は防犯上も有利なのです。
複数の防犯対策を組み合わせる
窃盗犯はどんな防犯対策も突破しますが、それぞれに時間はかかりますから、複数の防犯対策を組み合わせておくのも有効です。
解除にかかる時間を計算して諦める場合もあるでしょうし、時間がかかりすぎて断念することも、犯行が露見する可能性もあるのです。
窃盗犯は、熟練すればするほど、当初の想定どおり事が運ばないと躊躇なく犯行を中止するといいますから、こうした対策は案外効果があるのです。
総括:プラドに盗難されやすい色はある?防護策は?
この記事でお伝えしたポイントを箇条書きでまとめました。
- プラドを含むランドクルーザーシリーズは圧倒的な盗難被害車
- 盗難されやすいのは120系や95系で、パーツ需要やセキュリティの古さが原因
- 盗難されやすい色は白、黒、グレー
- 盗難される理由は、国内外での高い人気に加え、納期遅れによるリセールの高止まり
- 白、黒、グレーが盗難されやすいのはリセールの高さが原因
- 防護策は物理的対策と、警報システム、車両追跡システムだが、複数システムの組み合わせが大事
- TOYOTAマイカーサーチPlusはわずかな費用で有効性が期待できる
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だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
例えば、出金を減らす手段として思い浮かべるものは「値引き」ではないでしょうか?
確かに値引き額が大きくなればなるほど出金を減らすことは出来ます。
しかし、人気車の値引きは各メーカーともに大きくありません。値引かなくても売れますからね。
だからといって、諦める必要はありません。
方法はあるのです。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので確認してみて下さい。
一度、知っている方法か確認してみても損することはありませんよ!
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