プラドは貧乏人が買う車じゃない?見栄張りが購入するとどうなる?

プラドについては、ランクルが買えない人が買うとか、貧乏人ならランクルじゃなくてプラドを買っておけなんてひどいことを言われていますが、本当にそうなのでしょうか。

ここでは、プラドは貧乏人が買う車なのか、そうではないのかをまず見ていきます。

また、プラドを見栄張りが購入するとどうなるかもチェックしておきましょう。

プラドは貧乏人が買う車なの、そうではないの？

まず、プラドは貧乏人が買う車なのか、そうではないかです？

プラドは貧乏人でも買える値段なの？

最初に、プラドは貧乏人でも買える値段なのかです。

まず、プラドの車両本体価格を高級ミニバンの雄、アルファードと比べてみましょう。

新型アルファードについては、当面は2.5Lガソリン車はZだけのモノグレードで、廉価グレードが投入されておらず、比較が難しいところがあります。

そこで、貧乏人と言ったら失礼ですが、比較的収入の低い若者でも買っていたという先代モデルと比べてみましょう。

プラドでもガソリンモデルなら先代アルファードの2WDの価格レンジと非常に似通っているのがわかります。

アルファードの人気グレードで若者の支持も高かった2.5S Cパッケージの2WDが4,681,600円です。

プラドの人気グレードTX Lパッケージはガソリン車が4,169,000円(7人乗り4,327,000円)、ディーゼル車が4,839,000円(7人乗り4,997,000円)です。

こう見ていくと、プラドは収入の低い若者でも買えない値段ではありませんし、現に買われているのです。

プラドは貧乏人でも乗れる燃費なの？

次に、プラドは貧乏人でも乗れる燃費なのかです。

プラドの燃費についてはこんな感じです。

ガソリン車の燃費はお世辞にもいいとは言えません。

先代アルファードのWLTCモード燃費は2WDで10.6～10.8km/Lとかなり良かったのですが、実燃費は7.5～8.5km/Lでしたから、実はあまり変わりません。

一方、アルファードハイブリッドの実燃費は13～14km/Ｌですから、軽油とガソリンの価格差を考えても、プラドのディーゼル車ではさすがにかないません。

収入の低い方はアルファードの燃費でも維持されているのでしょうから、プラドの燃費は貧乏人では乗れないとまでは言えないと思われます。

プラドを見栄張りが購入するとどうなるの?

では、プラドを見栄張りが無理をして購入するとどうなるのか、いろんな観点から見ていきましょう。

ローンの支払いは大丈夫なの?

まず、ローンの支払いは大丈夫なのかです。

ローンの審査が通ったというのは、ローンを支払っても生活が成り立つと判断されたということです。

だから、借入したときの収入や境遇に変化がなければ支払いは一応大丈夫なはずです。

例えば、独身で実家住まいなら、若くて収入が少なくてもローンの支払いは苦しくはないはずです。

しかし、新しくアパートを借りて結婚したり、お子さんが生まれたりするとローンの支払いは急に苦しくなるはずです。

会社の経営が厳しくなって給料が減ったり残業が無くなったりするかもしれませんし、病気になる可能性もあります。

収入が少なくて貯蓄が少ないような人、貧乏な方が見栄を張って買った場合は、境遇の変化があればたちまちローンの支払いに影響が出てしまうのです。

維持費は大丈夫なの?

次に、維持費は大丈夫なのかです。

「プラドディーゼルを買って後悔ってなぜ?うるさいから?」にも書いているように、年間12,000キロ走行でもガソリン車で268,776円、ディーゼル車で175,154円の燃料代がかかります。

これに加えて、自動車税、重量税、自賠責・任意保険料もかかりますし、整備費用だって必要になります。

タイヤも265/55R19、265/65R17ですが、プラド純正の Latitude Tourなら、Webでもタイヤ代だけで265/55R19で10万円、265/65R17なら15万円くらいは覚悟する必要があるのです。

ローンの支払いは考えていても、維持費で年間数十万かかることを考えていなかったら、ただでさえ少ない生活費にしわ寄せがいくのは避けられないのです。

一番安いTXを買って大丈夫なの?

次に、一番安いTXを買って大丈夫なのかです。

ちなみにベースグレードのTXと装備が充実したTX Lパッケージとの価格差は50万円ちょっとです。

外観上の違いはあまりない

外観上の違いはクロームのドアベルトモールディングが付いているかどうかですし、それもディーゼル車限定です。

TX	TX Lパッケージ 2.8L クリーンディーゼル

引用元：https://toyota.jp/landcruiserprado/

後付けもできないことはないようですので、外観だけなら安いTXで我慢する手はありますね。

装備の違いは後悔するかも

TXとTX Lパッケージとの装備の違いですが、後悔するようなものなのでしょうか。

50万円も差があるのですから、電動パワーシートとかサードシート電動格納とかが違うのは当然です。

気になるのは見た目の違いです。

TX	TX Lパッケージ

引用元：https://toyota.jp/landcruiserprado/

木目調や金属調加飾、本革ステアリングホイールなどもそうですが、シートの素材の差は圧倒的です。

貧乏な方が見栄を張ってプラドのTXを購入したとしたら、根が見え張りだけに内装の違いには後悔しそうですね。

まとめ

この記事ではプラドは貧乏人が買う車なのか、そうではないのか、プラドを見栄張りが購入するとどうなるかも見てきました。

プラド後継のランクル250がどうなるかはわかりませんが、プラドは300万円台半ばスタートの車ですから、先代アルファードと同じくらいで、若い低収入の方でも買えない車ではありません。

しかし、見栄を張って買うと、支払いや維持で窮迫する可能性があるのは知っておいた方がいいと思います。

マイナーチェンジ前と違って今のプラドには見た目で大きな違いは無いので、安いTXを買っても大きな後悔はないかもしれません。

しかし、見え張りの方にとってはシートが本革張りかどうかの違いは大きいかもしれませんので、装備の違いはしっかりと確認しておいた方がいいかもしれませんね。